【ニュースの核心】現実離れしていた日本のアフガン撤退作戦 現状認識が甘すぎ、米国でさえ元特殊部隊員の連携なければ救い出せない厳しい事態(1/2ページ) - イザ!

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ニュースの核心

現実離れしていた日本のアフガン撤退作戦 現状認識が甘すぎ、米国でさえ元特殊部隊員の連携なければ救い出せない厳しい事態

アフガンの隣国、パキスタンの国際空港に到着した航空自衛隊のC130輸送機(共同)
アフガンの隣国、パキスタンの国際空港に到着した航空自衛隊のC130輸送機(共同)

 イスラム原理主義勢力「タリバン」が支配権を握ったアフガニスタンからの「邦人脱出作戦」をめぐって、議論が起きている。「作戦実施のタイミングが遅すぎた」とか、「法律的に無理はなかったのか」といった指摘だ。

 私は、その前に「救出作戦の前提自体が現実離れしていたのではないか」と思う。現状認識が甘すぎたのだ。

 防衛省が自衛隊機派遣を決めたのは、8月22日。翌日には、自衛隊の輸送機が隊員約300人を乗せて、現地に飛び立った。輸送機は25日にカブール空港に到着したが、この時点で大使館の現地職員らが自力で空港に到着するのは、極めて困難になっていた。タリバンが空港周辺で厳しい検問を実施していたからだ。

 米軍が安全を確保していたのは、空港内だけ。米軍でさえ、空港の外には一歩も出られなくなっていた。

 市内に取り残されていたのは、日本人やその関係者だけではない。アントニー・ブリンケン米国務長官は25日の会見で、「約1000人の米国人が残っている」と明らかにしている。他に、少なくとも数千人のアフガン人関係者が市内に残っていた。

 米国は、どうしたか。

 日本では、まったく報じられていないが、実は「米国人とアフガン人協力者の救出作戦」を実施したのは、米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」や、米海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」など歴戦の元特殊部隊員たちだった。

 彼らは、20年にわたる戦争をともに戦ったアフガン人の元同僚が空港に到着できない苦境にあるのを見かねて、自発的にチームを結成。ネットを使って、彼らに「闇夜の脱出ルート」や「集合場所」を伝え、それを命綱にして空港まで誘導した。

 空港内の米軍と空港出入り口にたどり着いた彼らをつなぐ最後の暗号は「携帯電話に送ったパイナップルの画像」だった。画像を見せたアフガン人を、米軍が秘密の入り口やゲートで救い上げたのである。そこから、この作戦は「パイナップル特急」と呼ばれている。一部の元隊員は、現地カブールまで遠征した。

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