病床稼働率は危機的 群馬・山本知事、野戦病院は「最後の手段」

産経ニュース
「野戦病院」は最後の手段と訴える山本一太知事=2日、県庁(柳原一哉撮影)
「野戦病院」は最後の手段と訴える山本一太知事=2日、県庁(柳原一哉撮影)

群馬県の山本一太知事は2日の定例会見で、新型コロナウイルス感染拡大「第5波」は「ピークが見通せない深刻な状況だ」と述べ、警戒態勢を維持すべきだとの認識を示した。医療崩壊が懸念される中で感染軽症者らを集めて治療する臨時医療施設、いわゆる「野戦病院」の開設は「最後の手段だ」と指摘。現状での開設に否定的な見解を示し、医療提供体制の維持に注力すると表明した。

県によると、直近1週間平均の1日当たり新規感染者数は233・4人(8月19日)から273・6人(同25日)に増加。20日から県内全域に緊急事態宣言が発令され、1日は219・4人に減少している。

ただ、感染力の強いインド由来の変異株(デルタ株)への置き換わりを背景に増加に転じる恐れがあり、「予断を許さない」と語った。

病床稼働率は69・5%(2日)と高水準で、「医療提供体制は依然として危機的状況にある」と指摘した。現在、前橋、伊勢崎、高崎、太田4市にあるホテルを宿泊療養施設にして、感染軽症者を受け入れているが、近く、伊勢崎市内にもう1施設増やし、体制を強化する方針を示した。

一方で、大阪府が10月中の開設に向け準備を進めるほか、県市長会(会長=清水聖義太田市長)から設置を求められている野戦病院に関して山本知事は、「(場所などの)ハードだけ用意すればいいものではない。医療従事者などの確保が必要だ」と指摘。「入院、宿泊療養が機能不全に陥った場合の最後の手段であり、現状は設置する段階ではない」と強調した。

県は医療崩壊の回避のため、ワクチン接種の促進で感染抑制を図る。大規模接種会場「県央ワクチン接種センター」(高崎市)の予約は従来、無料通信アプリ「LINE(ライン)」のみの対応だったが、予約しやすいよう3日から電話での受け付けを始めると発表した。

対象期間は5日~10月2日で、対象者は県内に住民票があるか居住し、接種券を持つ18歳以上の人など。申し込みはコールセンター(電話0570・001・720)。東毛センターの予約は従来通りラインのみで受け付ける。

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