政府は1日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで10月1日から来年3月31日まで開催されるドバイ万博に設置される「日本館」の出展内容を発表した。最新の映像や空間演出の技術を使い、来館者が日本について知るだけでなく、世界が抱えるさまざまな課題について認識し、行動を起こすことを促す構成になっている。令和7年に開催される大阪・関西万博についてもアピールする。
日本館はテーマの「アイディアの出会い」に沿って6つのゾーンで構成。「日本との出会い」と題したゾーンから始まり、「現代日本のテクノロジー」「私たちの今と課題」などで構成され、大阪・関西万博を紹介するゾーンもある。霧や鏡、最新の映像技術などを組み合わせた幻想的な演出になるという。
また、新型コロナウイルスの感染拡大で現地への渡航が制限されていることを受け、インターネットを経由して日本館を楽しめる「バーチャル日本館」も10月1日に開設する。
12月11日には「ジャパンデー」を開催し、現地のオーケストラとアンドロイド(人型ロボット)による新作オペラの上演なども計画している。