【勝者のワザ】ノーザントラスト優勝、トニー・フィナウ 飛ばすためのコンパクトトップの作り方 - イザ!

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勝者のワザ

ノーザントラスト優勝、トニー・フィナウ 飛ばすためのコンパクトトップの作り方

飛距離が武器のフィナウ(AP)
飛距離が武器のフィナウ(AP)

 プレーオフシリーズ第1戦のノーザントラストは、トニー・フィナウがプレーオフを制して5年ぶりのツアー2勝目を挙げた。この勝利によってフェデックスランキングでも一気にトップに立ち、年間王者の座も見えてきた。

 190センチを超える長身でツアー屈指の飛ばし屋として知られる。その飛ばし技は、コンパクトなトップから軸をキープしてハンドファーストにボールをヒットしていくスイングスタイルにある。

 飛ばすには大きなトップスイングの方が適しているのではないかと考えているアマチュアゴルファーが多いようだが、必ずしもそうではない。むしろ、コンパクトにした方が飛ばせる人の方が多い。では、コンパクトなトップにするには、何を意識すればいいのだろう。

 アドレスから、胸郭を右にターンさせる。このとき、腕は、ただ胸郭の動きに連動させるだけで、けっして自分で上げてはならない。すると、左腕が右腰の高さを通過するあたりで、胸郭のターンは止まってしまうことに気づくだろう。このポジション(仮にAポジションとする)を知ることは、とても大切で、右ヒップのターンも若干行われ、右ヒザを中心に右脚でしっかり上半身ターンを受け止めていることを確認しよう。

 この態勢になると、ボディー部は固定され、動けなくなる。左肩のターンは60度~80度ほど(個人差はあるが、ほとんどの人は90度までいかない)で終わってしまっている。

 ここから加えられる動きはひとつだけ。それは、左グリップを遠くに伸ばしていく動きである。左腕が伸び、左肩甲骨が開いて、同時に左肩が前述の止まってしまったポジションから、もうひとつターンして90度を超える。

 左腕は、しっかり伸びた状態で、地面と平行か、それを少し超えたあたりに収まる(ここをBポジションとする)。実は、Aポジションでバックスイングは、ほぼ完了していてそこに加えられるBポジションまでの動きはダウンスイングからの助走にたいして勢いをつけるための反動を作る動きになる。

 コンパクトトップからボールを打ち抜くまでに、もうひとつ大切な動きがある。それは左前腕部の外旋(自分から見て時計と反対周り)。この動きによって左手の掌屈、右手の背屈が生まれ、打ち抜くまでスクエアフェースが保たれる。

 トップをどれほどの大きさ、高さにするか。これにも個人差はあるのだが、どのポジションから振り出すのが最も速く振れるのかを知ることが自分のMAXパワーを無理なく、無駄なく発揮できるのかを知ることに通じる。

 ■Tony Finau 1989年9月14日生まれ、米ソルトレークシティー出身。両親はトンガとサモアの家系。ウエスト高時代はバスケットボールでも活躍して大学からスカウトされたが、ゴルフを選択して卒業後、17歳でプロ転向。2015年にツアーデビューし、16年「プエルトリコオープン」で初優勝した。ツアー屈指の飛ばし屋で通算2勝。7人兄弟姉妹の長男。NBAのジャバリ・パーカーはいとこ。弟ギッパーもプロゴルファー。193センチ91キロ。趣味はサモアのファイア・ナイフ・ダンス、ギター、料理。

zakzak

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