【カワノアユミの盛り場より愛を込めて】今年の営業は10日間のみ…尼崎夜の歓楽街は危機的状況 - イザ!

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カワノアユミの盛り場より愛を込めて

今年の営業は10日間のみ…尼崎夜の歓楽街は危機的状況

 今月20日~9月12日、政府は東京など6都府県の緊急事態宣言を延長し、新たに兵庫県を含めた7府県を追加した。

 「今年に入ってからは、10日間ほどしか営業していません」

 そう、語るのは尼崎市でスナックを営むママ。大阪と神戸の中間にある同市は阪神尼崎駅を中心に数百軒のキャバクラやスナックが存在。コロナ流行前は地元の人でにぎわっていたが、度重なる自粛要請で今ではすっかり静まり返っている。東京や大阪では酒類を提供せずに営業する店もあるが、ママがかたくなに休業を続ける理由を聞いた。

 「大阪なら時短でも定時上がりのお客さんが来ると思います。でも、尼崎は大阪や神戸に勤める人のベッドタウンなので飲みに来るのは夜9時以降。食事してから来るお客さんが多いので飲食店が閉まっている今は人が歩いていません。常連客は年配の方が多いので来てほしいとも言いづらい。4月の蔓延(まんえん)防止のときに『見回り隊』調査がニュースで大々的に報道されたこともあって慎重になっています」

 現在、兵庫県全域で酒類又はカラオケ設備を提供する飲食店は休業要請が出されている。

 「尼崎は広いように見えて実はコミュニティーが狭い街。限られたビルに地元の人が経営するスナックがひしめきあっているので、店同士の距離が近くて噂が回るのも早いです。知り合いのスナックは見回り隊より近隣の目を気にして、常連客の予約があるときのみ営業しています。それも周囲にバレないよう灯りも最小限にしているといいます。女の子をある程度、確保しておかないと営業再開したときに困りますし。協力金も遅れていて先日、5月分が振り込まれました。そのときは1日当たり4万円でしたが、今は3万円。これ以上、減額されると厳しいですね」

 真面目に休業を守っても経営維持が難しく、閉業するスナックもあるとママは言う。地方歓楽街の夜の店は最も危機的状況にあるのかもしれない。

 ■カワノアユミ アジアの横丁を徘徊するライター。底辺キャバ嬢として歌舞伎町と海外夜遊びに20代を費やす。著書に、アジア5カ国の日本人キャバクラで9カ月間潜入就職した『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)。

zakzak

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