【日本の選択】自民総裁選、国民に開かれた議論を戦わせよ もう一度冷静に考えるべき“菅政権打倒”後の内閣誕生、現実離れした野党には期待できない - イザ!

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自民総裁選、国民に開かれた議論を戦わせよ もう一度冷静に考えるべき“菅政権打倒”後の内閣誕生、現実離れした野党には期待できない

菅首相
菅首相

 横浜市長選(22日投開票)は事前の予測通り、菅義偉首相が全面支援した小此木八郎前国家公安委員長が大惨敗を喫した。

 有権者の菅内閣に対する視線は極めて厳しい。菅首相のお膝元である横浜市で、閣僚を辞した候補が敗北したのだから驚くべき事態といってよい。場合によっては、次期衆院選で政権交代もあり得るともささやかれている。菅内閣の新型コロナウイルス対策などに不満が高まっていることは理解できる。

 しかし、国民はもう一度冷静になって考えるべきだ。果たして、菅政権を打倒した後に、いかなる内閣が誕生することが望ましいのか。ここを考えるべきだ。

 「造反有理」と叫び、体制に対する反発だけで動いた中国の文化大革命のような愚を犯してはなるまい。日本にも、民主党政権を誕生させた苦い思い出がある。「創造的破壊」などという言葉に惑わされるべきではない。破壊は破壊でしかない。

 私の判断は極めて単純だ。菅政権を打倒した後の野党連合政権には何も期待ができない。期待ができないどころか、「恐怖感を抱いている」というのが正直なところだ。

 例えば、立憲民主党が「終戦の日」に出した枝野幸男代表談話には、次の一節がある。

 「自公政権は不当な憲法解釈変更による歯止めなき集団的自衛権の容認や、防衛費の際限なき膨張など、立憲主義、平和主義を脅かすような動きを強めており、このような流れは断ち切らなければなりません」

 完全に現実を見失っているといわざるを得ない。

 現在、日本の最大の危機は、軍事的強国となった中国の野望である。香港で自由民主主義体制を破壊し、台湾を虎視眈々と狙う中国はわが国の平和と安全に対する直接的な脅威である。沖縄県・尖閣諸島をいかに守り抜くのかという観点から考えれば、集団的自衛権の容認は極めて現実的で賢明な選択であった。

 そして、何よりもおかしいのが、「防衛費の際限なき膨張」との表現だ。中国の軍事費を分析することなく、わが国の軍事費の増強を批判するとは「木を見て森を見ぬ議論」の典型例だろう。防衛費に関してGDP1%の枠内でなどという議論があるが、笑止千万である。国民の生命財産を守り抜く堅牢(けんろう)な安全保障体制を構築することが安全保障政策の目的だ。枝葉末節の議論で本筋を見失ってはならない。

 現実離れした野党には全く期待できない。ならば、自民党が変わるしかあるまい。党内で侃々諤々の議論を戦わせるべきときが来ている。

 具体的に言えば、総裁選で国民に開かれた議論を戦わせるべきだ。総裁選には高市早苗前総務相も手を挙げ、具体的な政策を提示している。次なる4年間に何を成し遂げるのか政権構想を国民に問う。衆院選前に自民党の総裁選が必要だ。

 ■岩田温(いわた・あつし) 1983年、静岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、同大学院修士課程修了。拓殖大学客員研究員などを経て、現在、大和大学政治経済学部准教授。専攻は政治哲学。著書・共著に『「リベラル」という病』(彩図社)、『偽善者の見破り方 リベラル・メディアの「おかしな議論」を斬る』(イースト・プレス)、『なぜ彼らは北朝鮮の「チュチェ思想」に従うのか』(扶桑社)など。ユーチューブで「岩田温チャンネル」を配信中。

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