【テレビ用語の基礎知識】「老害番組」 スタッフやフォーマットが老化「批判はするが反省はできない」番組に - イザ!

メインコンテンツ

テレビ用語の基礎知識

「老害番組」 スタッフやフォーマットが老化「批判はするが反省はできない」番組に

 張本勲さんが『サンデーモーニング』(TBS系)で、ボクシングをめぐって女性蔑視とも取れる発言をした問題…、あれなんだかスッキリしませんよね。張本さんの発言自体もそうですが、それよりも発言を謝罪する番組の姿勢になんだかモヤモヤしました。

 謝罪コメントを読み上げたのは、なぜか女性アシスタント。番組MCであり「番組の顔」である関口宏さんも、発言の張本人でもある張本さんも(どうでも良いですが「張本人の張本」って語呂が良いですね)、なんだかゴニョゴニョ言っていて、ハッキリ「ごめんなさい」って言わなかった印象ばかりが残りますよね。

 本来なら関口さんが謝罪コメントを読み上げて「番組としてのおわび」をきちんと伝えた後、張本さんに「ごめんなさい」ときっちり謝らせてあげるべきでした。「女性蔑視なのでは」という問題を女性アシスタントに謝らせるその姿勢がすでに女性を軽く見てる感じがします。

 それに、いつも権力批判をして「政府はきちんと謝れ」みたいなことを言っているのに、自分たちの問題はちゃんと謝らない感じなのは、報道番組として結構致命的だし恥ずかしいと思います。

 なんか「人は老化するとちゃんと謝れないんだな」とつくづく感じさせられました。「批判はするが反省はできない」感じだから「老害番組」と悪口を言われてしまうんですよね。

 これ昔から不思議なのですが、なんでTBSの週末の番組って、結構「老化した感じがする番組」ばっかりなんでしょうね? あの人も、あの人も…具体名は避けますが老化して素直に謝れなさそうな人ばっかりですよね。

 誤解のないように言っておきますが、僕は「お年寄りのでている番組だから老化している」とは少しも思っていません。黒柳徹子さんは相当ご高齢ですけど、「老化して謝れない」感じは全然しないです。『徹子の部屋』とかギネスに載るほど昔からやってますけど、どんな話が飛び出すか分からなくて面白いですもん。

 蛭子能収さんも、認知症を患っていらっしゃいますけど「この人老化したな」とは全然思いませんよね。認知症すら「味」です。お年寄りが出ている番組が「老化番組」「老害番組」じゃないんですよ。

 むしろきっと「番組スタッフや番組のフォーマットが老化している」んじゃないでしょうか。お決まりのスタンスで、なんでも「上から」紋切り型に批判する。いっつも論調がおんなじ。いっぺんそのへんの根本姿勢から反省してみても良いのでは?と思います。

 ■鎮目博道(しずめ・ひろみち) テレビプロデューサー。上智大学文学部新聞学科非常勤講師。1992年テレビ朝日入社。スーパーJチャンネル、報道ステーションなどのプロデューサーを経て、ABEMAの立ち上げに参画。「AbemaPrime」、「Wの悲喜劇」などを企画・プロデュース。2019年8月に独立。近著に『アクセス、登録が劇的に増える! 「動画制作」プロの仕掛け52』(日本実業出版)。

zakzak

  1. 中村玉緒の息子・鴈龍さん、孤独死していた…55歳
  2. 内田理央のおっぱい写真にファン大興奮「一瞬ビビった」「萌え死んだ」
  3. 【衝撃事件の核心】飛び降りの巻き添えになった女子大生と遺族の理不尽の代償
  4. 高市氏の記者会見場で報道関係者怒鳴り声
  5. 名脇役の斎藤洋介さんが死去 69歳、人知れずがんで闘病