【するりベント酒】吉祥寺「ポヨ」のローストチキン弁当で真夏のクリスマス?ビール - イザ!

メインコンテンツ

するりベント酒

吉祥寺「ポヨ」のローストチキン弁当で真夏のクリスマス?ビール

(久住昌之氏提供)
(久住昌之氏提供)

 吉祥寺の北口、ハモニカ横丁の入り口に「ポヨ」というローストチキンの店がある。

 看板にでっかいローストチキンの写真があり「ローズマリーで焼くローストチキン。1羽1600円より」と書いてある。

 ここは立ち飲みでもある。立ち飲みにしては1600円って、ちょっと高いなあと思ったが、去年コロナの最中にテイクアウトで買ってきて、仕事場で赤ワインと食べたら、うまい!でかい!これはお値打ちだ、と思った。

 そして、ここがお持ち帰り弁当もやっていることに気づいたので、さっそく買ってきた。「ヘルシーポヨランチボックス(国産ヒナ鷄)」税別500円。

 こいつでビールを飲もうじゃないの。というのは頂き物のビーツのビールがあるのだ。ビーツって、野菜のビーツね。だからビールの色も赤い。ロゼワインみたいな色。

 さて、ポヨの弁当だが、仕事場に持ってきてもまだあったかい。開けてみたら、おお、皮のこんがり焦げたとこが、いかにもうまそうなローストチキン。上にローズマリーの葉っぱがのってる。添えられてるのは、ニンジン、にしては皮がシワシワで違うかと思ったけど、やっぱりニンジン。それと皮つきのジャガイモ。

 ごはんはうっすらと色がついている。バターライスのようだ。でも全然ベタベタしてない。かすかな塩味がおいしい。

 さてさてローストチキン、どう食うかだが、付属のプラスティックスプーンは主にライスをすくって食べるためのものだろう。ここは手をベトベトにして、かぶりつくしかない。

 いや、うまい。ここのローストチキン、弁当にしてもとてもうまい。焼き方がいいのだろうか。ただ、やっぱり脂のついた指でスプーンを持ってごはんを食べるのは、ちょいと抵抗があった。ビールのコップも持ちたくない。で、包丁は大きすぎるから、十得ナイフを出して、それとフォークでチキンをざっくりバラす。そしたらもうこっちのもんだ。

 結局箸を出して、チキン、ライス、ジャガイモ、ニンジンを少しずつ食べながら、コップのビールを飲んだ。日本人なり。やっぱり、バターライスのコンディションが非常に良くて、飯としてもおいしいし、ビールの合いの手にもよろしい。よくできた弁当だ。野外に持って行くときは、ナイフ持参必須だが。でも、川のそばの木陰で、ビールや冷やしたワインと食べると、サイコーだろうな。

 赤いビーツのビールは、ビーツの主張はほのかで、爽やかな、香りのいいビールだった。この弁当にも相性がいい。

 なんかちょっとリッチというか、贅沢な気分になるのはなぜだろう。どこかクリスマス感まであるような。なんて言ったらバカか。バカかもしれない。いや、バカだ。

 でもコロナの真夏に「クリスマスみたいだ・・・」なんてトンチンカンなこと言って、500円の弁当にウキウキできるなら、バカの方がシアワセというものではなかろうか。

 ■久住昌之(くすみ・まさゆき) 1958年7月15日、東京都生まれ。法政大学社会学部卒。81年、泉晴紀との“泉昌之“名でマンガ家デビュー。実弟の久住卓也とのユニット“Q.B.B.”の99年「中学生日記」で第45回文藝春秋漫画賞受賞。原作を手がけた「孤独のグルメ」(画・谷口ジロー)は松重豊主演で今年シーズン9(テレビ東京)。

zakzak

  1. みずほは「F」「D」「I」に3分裂か OBに根強い旧行意識
  2. 野田氏「夫を信じている」 週刊誌報めぐり
  3. 高市氏の記者会見場で報道関係者怒鳴り声
  4. 河野氏の年金改革案めぐりバトル勃発 「大増税」の可能性も…野田氏「保険料を払っている人があなたの発言で非常に不安になる」
  5. 市から突然1300万円請求…なぜ? 年金生活の80代女性に 専門家「今後数年で同様の高額請求を受ける人は増える」