【夏だからやっぱりホラー三昧】ローズマリーの赤ちゃん(1968年) 特殊メークを一切使わずに描き出した恐怖 - イザ!

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夏だからやっぱりホラー三昧

ローズマリーの赤ちゃん(1968年) 特殊メークを一切使わずに描き出した恐怖

 西洋のキリスト教世界では、アンチキリストという概念から生まれた悪魔崇拝があるという。現代でも秘密組織がどこかでひっそりと儀式を行っているかもしれない。

 今回はロマン・ポランスキー監督の呪われた映画といわれたハリウッドデビュー作『ローズマリーの赤ちゃん』。原作はアイラ・レヴィンのベストセラー小説。

 面白いエピソードがある。パラマウント映画役員のロバート・エバンスは注目していたポランスキーがスキーマニアであることを知って、『白銀のレーサー』と一緒にこの『ローズマリー』の原作の校正刷りを送った。するとポランスキーから『ローズマリー』の監督と脚本をやりたいと言ってきた。まんまと釣り上げられたわけだ。

 なぜこの映画が呪われているといわれるのか。プロデューサーのウィリアム・キャッスルは映画の公開後、何者かから「お前は病気に苦しむだろう」と脅迫された。その後、実際に腎不全を発症し、生死の境をさまよった。

 さらに公開半年後、本編の音楽担当をしたクシシュトフ・コメダが脚本家のマレク・フラスコにふざけて突き飛ばされ、崖から転落、4カ月後に37歳で亡くなった。運び込まれたのは先のキャッスルと同じ病院だった。突き飛ばしたフラスコもドイツで謎の死を遂げている。悪魔を信じていなくても、何やら不思議な因縁を感じる。

 ローズマリーとガイが住むアパートの外観はジョン・レノンとオノ・ヨーコが住んでいたあのダコタ・ハウス。

 そして公開から約1年後の1969年8月、全米を震撼させた「テート・ラビアンカ殺人事件」が起きる。カリフォルニアでチャールズ・マンソン率いるオカルト集団がポランスキー宅を襲ったのだ。この時、監督は不在だったが、妊娠8カ月の妻、シャロン・テートらが惨殺されたのだ。

 76年にはテレビ映画で続編が作られ、前作では編集担当だったサム・オスティーンが監督を務めた。ルース・ゴードンが前作に続いてミニー役を演じたが、迫真の演技でアカデミー賞とゴールデングローブ賞で助演女優賞を受賞したことで続投につながったのだろう。

 この映画の特徴は『エクソシスト』のように特殊メークなどを一切使わずに恐怖を描き出したところにある。(望月苑巳)

zakzak

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