東京都、50代にワクチン集中投下も…「自分は感染しない」心理とは やむを得ず出勤続き「楽観バイアス」が働く - イザ!

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東京都、50代にワクチン集中投下も…「自分は感染しない」心理とは やむを得ず出勤続き「楽観バイアス」が働く

働き盛りの世代も重症者が増えている(写真と本文は関係ありません)(共同)
働き盛りの世代も重症者が増えている(写真と本文は関係ありません)(共同)

 新型コロナウイルスの感染第5波で、重症者が多いのが50代の現役世代だ。高齢者ほどワクチン接種が進んでいないため、東京都では50代向けに約17万5000人分のワクチンの追加供給を始め、沈静化を急ぐ。7月時点では40~50代の約半数が「自分が感染すると思わない」と考えているという調査結果もあるが、危機意識は強まっているのか。

 19日時点の都内の重症者274人のうち、50代は112人と約4割を占めている。

 20日付産経新聞によると、都は50代向けという条件付きで希望を募り、約30の自治体に計約17万5000人分を配分する。都内の50代人口(約195万人)の約9%に相当する数だ。

 江戸川区は約5000人分の供給を受け、21日から50代限定で集団接種の予約を受け付ける。

 北区に約3500人分、新宿区と目黒区にも約2300人分が供給される。

 ワクチンを打ちたくても打てない50代も多い半面、感染リスクへの意識も注目される。

 国際医療福祉大の和田耕治教授(公衆衛生学)が7月中旬、首都圏の医療従事者ではない20~60代の男女3129人を対象に実施した意識調査では、「自分が日常生活で感染すると思うか」という質問に「そう思う」「ややそう思う」と回答した40~50代は男女ともに46%にとどまった。40~50代の男性では「あまり思わない」「思わない」が計54%だった。

 感染が急拡大する前の7月中旬の調査ではあるが、ワクチン接種も十分に進んでいない40~50代の多くが感染しないと考えているのはなぜか。

 筑波大人間系の原田隆之教授(臨床心理学)は「より詳細な分析が必要だが、働き盛りの40~50代は出勤など家にいられない事情がある人も多く、無意識に『自分は感染しない』とコロナへの認知を変えている可能性もある。やむを得ず外出を続けている中でまだ感染した経験がない人には、感染リスクを軽視する『楽観バイアス』が働いていることも考えられる」と解説する。

 個人としてできることについて東京未来大の出口保行教授は「周囲でも感染が確認されていないかアンテナを広げることで、感染状況を正確に把握できるのではないか」と提言した。

zakzak

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