WHOテドロス事務局長、3回目接種の停止求める

産経ニュース

【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は18日のジュネーブでの記者会見で、先進国が進める新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について「一時的にやめるよう呼びかけたい」と述べ、ワクチン接種が遅れる途上国への供給を優先させる必要があるとの認識を示した。

テドロス氏は会見で「現時点で、低所得国のワクチン接種率はわずか2%に過ぎない」と指摘。先進国が3回目接種を行えば「持てる者と持たざる者の格差は拡大するばかりだ」と懸念を示した。

WHOで緊急事態対応を統括するライアン氏も会見で、3回目接種について「既に救命胴衣を着用している人に追加分を渡そうとする一方で、1着もない人を溺れさせるようなものだ」と非難した。

また、WHOは3回目接種の科学的な根拠が乏しいとの立場を取っており、WHOのスワミナサン首席科学者は会見で「現時点で得られているデータからは(3回目が)必要と示されていない」と言及した。

3回目接種をめぐっては、テドロス氏は今月4日の会見でも「(途上国で)何億人もの人々が初回の接種を待っているにもかかわらず、ワクチンの大半をすでに使用した国々がさらに多く使うことは受け入れられない」と強調。最低でも9月末まで見送るよう呼びかけていた。

一方、テドロス氏は18日の会見で、イスラム原理主義勢力タリバンが実権を掌握したアフガニスタンで国外に逃れる市民が相次いでいることに触れ「人々の大量な移動で新型コロナの(感染拡大)の可能性が高まっていることを非常に懸念している」と述べた。

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