タリバンが制圧後初の会見 「誰にも恨みはない」「全ての人に恩赦」

産経ニュース
17日、首都カブールの国際空港入り口で警備に当たるイスラム主義組織タリバンの兵士(共同)
17日、首都カブールの国際空港入り口で警備に当たるイスラム主義組織タリバンの兵士(共同)

【シンガポール=森浩】イスラム原理主義勢力タリバンが全土を制圧したアフガニスタンでは17日、国民や外交官らに海外脱出の動きが広がり、空港は前日に続いて混乱した。タリバンのザビフラ・ムジャヒド報道官は17日、首都カブールで制圧後、初の記者会見を開き、「この勝利は国全体の誇りだ。私たちはだれも恨んでいない。指導者の指示に基づき、すべての人に恩赦を与えた」と述べた。

首都カブール近郊の国際空港には多くの国民が退避のために押し寄せて混乱し、16日夜には一時閉鎖された。離陸する軍用機にしがみついて脱出しようとした人が滑走路に落下するなどした結果、少なくとも10人が死亡した。

空港の閉鎖は17日朝に解除。各国大使館員の退避が続いた。米国は退避支援のために駐留軍を6千人に拡充。英国も支援のため部隊約200人の追加派遣を決定した。フランス、インドも軍用機を派遣。ドイツの軍用機は16日夜にカブールに着陸したが空港内の混乱のため、7人しか搭乗させられなかった。

タリバンとの戦闘に加わっていた兵士も報復を懸念して相次いで脱出し、隣国ウズベキスタン当局は数百人のアフガン兵士がヘリコプターなどで国内に入ったと発表した。

タリバン側は「全土で衝突は確認されていない」などと話し、国内の平穏を主張している。一方で16日にはカブールで住民が所有する武器の回収を始めるなど、治安維持と同時に反抗の動きを封じる動きを進めている。

産経新聞通信員によると、カブールでは女性を中心に外出する住民の数が減少した。住民の間では、タリバンはガニ政権に協力した人物を個別に訪問しているとの噂が流れており、恐怖政治再来への不安が広がっている。

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