NHK大河ドラマ「青天を衝け」の第24話が放送された15日、主人公・渋沢栄一(吉沢亮)の妻、千代(橋本愛)が放った辛辣な一言がネットユーザーたちのあいだで話題になり、SNSにたくさんの感想が寄せられた。
「日本資本主義の父」と言われ、新一万円札の顔ともなる実業家、渋沢栄一(篤太夫)の人生を描く「青天を衝け」。栄一は、パリの万国博覧会に幕府から派遣された徳川慶喜(草なぎ剛)の弟、昭武(板垣李光人)の随行役として一行に参加しており、万博終了後、海外留学を続ける昭武の資金繰りに奔走していた。現地での栄一たちは、フランス人家庭教師の教えに従い、まげを落とし、刀も外し、洋服を着て…という生活を送っていた。
この日の放送では、パリから帰国した外国奉行支配の杉浦愛蔵(志尊淳)が、栄一が生まれ育った血洗島村を訪問。栄一が書いた手紙を家族に渡した。そのなかに洋装姿の栄一の写真もあった。
ガラッと変わった息子の姿に母、ゑい(和久井映見)たちは「これはこれは…」と驚きの声をあげたが、千代だけは夫の姿に「あさましい…」と絶句。「なんと、あさましいお姿に…。こんなもん誰にも見せられねえ!」と言いながら写真を奪い取り、家の奥に駆け込もうとした。千代の心中は「あれほど嫌っておいでだった異人と同じ姿形になられるとは…」というもので、そんな千代に栄一の父、市郎右衛門(小林薫)は「姿形が変わっても、栄一は大和魂をなくしたりしやしねえ」と優しくフォロー。ゑいも「お願いだから、あきれたりしねえで、お返事を書いてやっておくれ」と頼んだ。
その後、栄一のもとに千代からの手紙が届くが、そこには「お前さまは以前と変わってしまい、どうしたことか。あまりにあさましく、見るのもつらきこと。異国になじまねばならぬとはいえ、心苦しく、どうか以前のような勇ましいお姿にお改めいただきますよう、くれぐれもお願い申し上げます」と書かれていた。
千代の本音にネットは大爆笑。ツイッターには、「あさましいw」「千代さん、厳しいw」「千代さんのダメ出しw」「誰よりも推しのビジュアルに厳しい嫁、千代ちゃん」などのツッコミが寄せられた。また、千代が「勇ましい姿に改めてほしい」と書いたことに「あさましいと勇ましい、一字違いでも意味が全然違うよねーw」「あさましいの対義語が千代ちゃんの中で『勇ましい』なんだなあ」「『あ』から『い』に変えるだけで、ずいぶん印象が変わるねぇ~」などの感想も寄せられた。