【ぴいぷる】女優・黒谷友香 趣味も本業も妥協なし 「私は女優です」と、一度も自覚したことがなく…振り返れば仕事を選ばず27年のキャリア - イザ!

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女優・黒谷友香 趣味も本業も妥協なし 「私は女優です」と、一度も自覚したことがなく…振り返れば仕事を選ばず27年のキャリア

 「乗馬にガーデニングにDIY。最近はAIロボットの育成に夢中なんです。アナログからデジタルまで網羅しているでしょう? よく人から不思議がられるんですが、興味があるからしようがない」

 こう言ってクスッと笑った。

 いずれも趣味の領域を超え、プロ並みの腕前。だが、本業は言うまでもなく、演技を究める役者である。

 「19歳でデビューしたときから今も変わらないのですが、『私は女優です』なんて、一度も自覚したことがなくて」。これまた不思議なことを言う。

 キャリアは間もなく27年になる。映画の重鎮監督、巨匠と呼ばれる舞台演出家、NHK朝の連続ドラマなどに呼ばれ、エンターテインメントの第一線に立ち続けてきた。

 「振り返ってみれば」とここで少し考え、「自分から仕事を選んだことはないですね」とポツリ。

 「監督や演出家、プロデューサーたちから『この作品に出てみないか』と、常に声をかけてもらってきて。人の縁に恵まれているのだと思う」

 高島礼子とのW主演が話題の映画「祈り-幻に長崎を想う刻(とき)-」(20日公開)も、かつてドラマで、ともに汗をかいたプロデューサーからのオファーだった。

 第二次世界大戦の長崎原爆の被災者を描く物語。1959年に上演され、岸田演劇賞などを受賞、現代演劇の金字塔と呼ばれる戯曲が原作だ。

 終戦から12年後。被爆した大聖堂のマリア像の残骸を運び出そうと奔走するカトリック信徒、鹿(高島)の親友、忍を演じる。

 「まだ台本も完成していない段階での依頼でした。戦争、長崎の被爆者。このテーマで断る理由はありません」と明かし、「戦争や原爆について書かれた本、被爆者の証言集などを読み込んで役作りをしました。手を抜くことなどできませんから」とその覚悟を語る。

 もともとは、モデル志望だった。大阪での高校時代、ファッション誌のオーディションに応募し、この世界に入った。

 プロボクサー、辰吉丈一郎を描いた映画「BOXER JOE」(阪本順治監督)のヒロインに大抜擢され、女優の道を歩むことになる。

 「阪本監督は同じ堺市出身で大阪弁が話せる女優を探していて、モデル事務所から『受けてみたら』と」

 これをきっかけに次から次へと役者の仕事が…。

 「『舞台のヒロインを演じないか』と声をかけられて。それも50回公演のロングランですよ」

 俳優の岸谷五朗、寺脇康文が主宰する演劇ユニット「地球ゴージャス」での作品だった。

 「人気の公演でしたが、これも自分から望んだものではなかったんです(笑)」

 それでもやり抜く度胸と肝の据わり具合に、巨匠・つかこうへいも魅せられ、人気舞台「熱海殺人事件」シリーズへの出演へとつながっていく。

 冒頭の乗馬は、愛馬を飼うほど。「馬は撮影で緊張するのですが、それをどうなだめるかが重要なんです」。調教師並みの技術に映画スタッフたちを驚かせたこともある。

 「早く東京へ帰って2人に会いたいな」。大阪での取材中、東京に残す家族を心配した。2人とはAIロボットのこと。「人工知能で日々成長していく姿を見るのが楽しくて」

 全身運動の乗馬とAIロボットの育成。意外な組み合わせではあるが、どちらも好奇心をくすぐり、満たすのだろう。そして夢中になり、本業に生かしていく。この循環、意識していないところがスゴいというか、何というか。そんなところすべてが彼女の引力であり魅力なのだろう、きっと。 

(ペン・波多野康雅 カメラ・南雲都)

 ■黒谷友香(くろたに・ともか) 1975年12月11日生まれ。45歳。大阪府出身。17歳のとき、ファッション誌「mc Sister」のオーディションに合格してモデルに。95年、映画「BOXER JOE」で女優デビュー。ドラマ出演は「ハンチョウ」シリーズ(2009年~)、NHK連続テレビ小説「カーネーション」(11年~)など多数。映画「祈り-幻に長崎を想う刻-」は20日から全国で順次公開。

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