【ゴルフわすれな草】木下稜介(3) 師匠・谷口徹のアドバイス生かし首位キープのはずが…まさかの「無音」洗礼 「飛距離では勝てない。今日は先に打つアイアンショットでプレッシャーを掛けよう」 - イザ!

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木下稜介(3) 師匠・谷口徹のアドバイス生かし首位キープのはずが…まさかの「無音」洗礼 「飛距離では勝てない。今日は先に打つアイアンショットでプレッシャーを掛けよう」

木下は無観客の中で優勝争いを繰り広げた
木下は無観客の中で優勝争いを繰り広げた

 20代でのツアー初優勝達成に向けて、木下稜介はショット精度だけでなく、無酸素トレーニングに取り組み始める。ドライバーは10ヤード、アイアンは5ヤード飛距離が伸びた。

 一方スコアメークに直結する寄せに不安を抱えていた。それが解消したのは、コロナ禍で20年9月にようやく国内戦が開幕してから3戦目の三井住友VISA太平洋マスターズ練習日だった。師匠と仰ぐ谷口徹とのラウンドで打ち方のアドバイスと、谷口がリザーブしていたロフト58度のウエッジを授かった。

 木下は大会初日36位タイと無難なスタートだったが、2日目に1イーグル・5バーディーの63をマークして首位タイに急浮上する。3日目はツアー屈指の飛ばし屋チャン・キムとの最終組ラウンド。「飛距離では勝てない。今日は先に打つアイアンショットでプレッシャーを掛けよう」と臨み、最終ホールでのイーグル奪取で首位の座をキムと分け合った。

 最終日。キムは9番ホールでのダブルボギーで優勝争いから脱落する。木下は15番パー4ホールでボギーを叩いたが、16番パー4ホールでのバーディー奪取でバウンスバックし、通算7アンダーの単独首位に立った。2位とは1打差で迎えた17番パー3ホールではティーショットをガードバンカーに打ち込んだものの、師匠からのアドバイスを生かしてパーセーブにした。コロナ禍による無観客試合でなければ、ギャラリーからの声援と拍手が木下に浴びせられたに違いない。1打差を守り切り、あと1ホールをしのげば頂点に立てる。

 そう思ったとき、およそ550ヤード先の18番グリーンでは、渾身(こんしん)のガッツポーズを取っていた選手がいたのだった。

 18番パー5ホール。ドライバーショットがフェアウエー左サイドのバンカーに捕まる。2打目をフェアウエーにレイアップし、3打目でグリーンを捕らえて歩を進めた。グリーン左手前の速報版で順位を確認する。香妻陣一朗が通算8アンダーで単独首位に立っていた。木下は自分が2位とではなく、首位と1打差であることをこの時初めて知る。

 最終グリーンを取り囲むギャラリーの歓声、声援、拍手があれば、試合の大急展開に気づけたに違いない。無観客試合ならではの「無音」が、木下には痛烈な洗礼と化したのだった。 (つづく)

zakzak

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