【S列車で行こう シルバーマル“得”ぶらり歩き】九段“昭和”巡り ポスターで見る日本の歩み - イザ!

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S列車で行こう シルバーマル“得”ぶらり歩き

九段“昭和”巡り ポスターで見る日本の歩み

特別企画展「ポスターのちから~変化する役割と広がるデザイン~」
特別企画展「ポスターのちから~変化する役割と広がるデザイン~」

 東京・九段での用事を済ませてから、本郷の歯科医に回ることにして出かけた。シルバーパスで都営三田線に乗り、神保町で都営新宿線に乗り換え一駅で九段下駅だ。ここは地下から地上に上がるまでが大変だったが、五輪のおかげか日本武道館の最寄り口までエスカレーターができたので楽ちんだ。

 地上に上がり、お堀越しに武道館を眺める。連日のメダルラッシュで日本を沸かせた男女柔道の舞台だ。黙祷(もくとう)した後、時間に余裕があったのでお堀沿いにある昭和館に寄ってみる。9月5日まで開催中の特別企画展「ポスターのちから~変化する役割と広がるデザイン~」(入場無料)を見るためだ。

 昭和の初めから戦時中、戦後復興期、極め付きは1964年の東京五輪ポスターまで展示されている。多田北烏が当時人気の歌舞伎の一場面を描いた「ヒゲタ醤油」のポスターなど、結構モダンな感じがする昭和初期の商業広告は今見ても面白い。「心も武装せよ」などという内閣情報局の戦争色の強くなる国策広告、そして、戦後復興の頂点で迎えた前回の東京五輪のポスターまでを見比べると日本の歩みを垣間見られ感慨ひとしおである。

 用事の刻限がきたので外に出て約束の場所に向かったが、よく花見の季節に一休みするために利用したホテルグランドパレスが閉鎖されているのでビックリ。「6月30日をもって営業終了」との張り紙があった。72年開業というから、ここでも昭和の終わりに遭遇した。

 用事は30分ほどで終わったので、飯田橋駅まで歩き、都営大江戸線に乗って本郷三丁目の歯科医に向かった。 (いくちゃん)

 【昭和館】 東京都千代田区九段南1の6の1。昭和の主に戦前・戦中・戦後の国民生活上の労苦を次世代に伝えるための資料を収蔵展示している。常設展示室(有料)、図書室、映像音響室などがある。

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