【東京五輪スペシャルトーク】玉袋筋太郎 荒波に舞う五十嵐カノア、レジ袋で舞い肋骨骨折のオレ…初めて「レジ袋不要論」に賛同 - イザ!

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東京五輪スペシャルトーク

玉袋筋太郎 荒波に舞う五十嵐カノア、レジ袋で舞い肋骨骨折のオレ…初めて「レジ袋不要論」に賛同

 テレビを見ていたら、台風で荒れた海に投げ出された人間の映像が流れていました。「これは海上保安庁が出動して救助しないと、取り返しのつかない海難事故になってしまう」と心配していたら、東京五輪のサーフィンの競技映像でした。

 一緒に見ていた友だちが、「こんな海に出るなんてすごいですよ。大間のマグロ漁師だってこの波じゃあ沖には出ませんよ」と一言。彼は大間のマグロ漁師に密着する名物テレビ番組のディレクターです。海のことをよく知る彼が言うほどなのですから、相当な悪条件だったのでしょう。その中で銀メダルに輝いた男子の五十嵐カノア選手と、銅メダルを取った女子の都筑有夢路(あむろ)選手は本当に立派でした。

 ただ、友だちと一緒にサーフィンの映像を見ていると、頭の中で演歌の「北の漁場」や「兄弟船」が大音量で流れてしまって、マグロ漁を見ているような気分で応援していたのです。「競技を終えた選手たちは、そのまま砂浜でバーベキューでもして盛り上がるのかなあ…」などと、余計なことも考えてしまったほどです。

 スケートボードもそうでしたが、普段見慣れない競技に目が行き、その技術の高さに驚いています。アクロバチックなBMXなども度肝を抜かれました。転倒したら命に関わるようなことにもなりかねないので、手に汗を握っての観戦です。

 そんな選手たちの心配をしながらも、「オレも体動かそう」と競技を見ながらダンスの練習をしていたとき、床にあったレジ袋に足を取られて転倒して、胸を強打してしまいました。病院でレントゲンを撮ってもらったところ、肋骨骨折で全治1カ月との診断でした。玉袋がレジ袋で大ケガです。初めて小泉進次郎環境相が唱えていた「レジ袋不要論」に賛同する羽目になりました。

 「ケガをしたのが選手ではなくてオレでよかったのだ」と思えたら私も立派な人間なのでしょう。ですが実際は、鍛え抜かれた肉体で素晴らしい動きをする選手たちを恨めしい気持ちで観戦するという、五輪憲章にふさわしくない精神状態の玉袋筋太郎なのでした。イテェ~。

 ■玉袋筋太郎(たまぶくろ・すじたろう) お笑い芸人。1967年6月22日生まれ。東京都新宿区出身。86年にビートたけしに弟子入り。TBSラジオ『たまむすび』(金曜)、TOKYO MX『バラいろダンディ』(金曜)にレギュラー出演中。2013年から一般社団法人全日本スナック連盟会長。著書に『スナックあるある この素晴らしき魑魅魍魎の世界』(講談社)、『スナックの歩き方』(イースト新書)など。

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