大森由紀子のスイーツの世界

シャンティークリームは17世紀に

産経ニュース
ケーキを彩るシャンティークリーム
ケーキを彩るシャンティークリーム

フランス革命後、パリのお菓子は華やかさを増していきます。では革命前はどうだったのかというと、王侯貴族たちに仕えていた職人たちがお菓子のアイデアを育んでいました。

17世紀にはすでにシュー生地らしきものができていたといわれています。シュー生地は、王妃カトリーヌ・ド・メディシスのお抱え職人、ポプリーニがその前身をジャガイモで作っていましたが、それがだんだん改良され、お菓子になっていったようです。

また、同じころ、パイ生地のお菓子のレシピも見受けられます。17世紀に活躍した著名な風景画家、クロード・ロランが、売れていなかったころに「クロード・ジュレ」の名でパティシエとして働いていた際に、生地にバターを練り込むのを忘れてしまい、あわててバターを折り込んで作ったものが「折りパイ生地」となって伝えられた、という説もあります。

生クリームに少量の砂糖を入れて泡立てるシャンティークリーム(ホイップクリーム)は17世紀、シャンティー城で料理人として雇われていたフランソワ・ヴァテルが考案し、その城の名前をつけたといわれています。

そんなヴァテルですが、仕えていたコンデ公ルイ2世が、ルイ14世を招く3日間の宴会を催すことになった際、総指揮を命じられたのに、必要な魚が嵐で届かず、責任を取って自ら命を絶ったのでした。魚はその直後に届いたそうです。

おおもり・ゆきこ フランス菓子・料理研究家。「スイーツ甲子園」(主催・産経新聞社、特別協賛・貝印)アドバイザー

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