【国会ここに異議あり】難癖つけて「採決引き延ばし」 野党の限界が見えた三原厚労副大臣「委員会欠席」騒動 蓮舫氏が批判投稿も事実確認の誤り - イザ!

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国会ここに異議あり

難癖つけて「採決引き延ばし」 野党の限界が見えた三原厚労副大臣「委員会欠席」騒動 蓮舫氏が批判投稿も事実確認の誤り

参院厚労委員会で答弁する三原厚労副大臣=5月18日
参院厚労委員会で答弁する三原厚労副大臣=5月18日

 さほど問題とは思えないことに言いがかりをつけて、審議日程を遅らせるのは、野党の伝統的な国会戦術である。先の通常国会終盤の5月13日、参院厚生労働委員会で、次のようなことがあった。

 三原じゅん子厚労副大臣が同委員会を約30分間不在にしたことを理由に、立憲民主党など左派野党が同日予定されていた医療法改正案の採決や、翌日の医療制度改革関連法案の参院本会議での趣旨説明・質疑に応じず、約1週間空転させたのだ。

 立憲民主党の蓮舫代表代行は自身のツイッターで、「三原じゅん子副大臣が委員会に来ないという異例の事態です」「法案審議が出来ずに委員会は止まったまま」などと投稿、批判したが、事実認識に誤りがある。

 副大臣は、出席要求があったとき以外は委員会に出席する必要はない。「異例の事態」でもなんでもない。この時も出席要求は出ておらず、三原氏がいなくても委員会審議には何の支障もなかったのだ。

 審議が止まったのは三原氏のせいではなく、三原氏不在を問題にした野党側が審議に応じなかったからだ。

 しいていえば、三原氏は、副大臣と同時に同委員会の委員も兼務しており、委員としての出席義務を果たさなかったという点では問題があるかもしれない。だが、定足数(委員数の半数)が満たされている限り、与野党とも委員が一時的に席を外すことはよくあることだ。

 三原氏も厚労省内で、「コロナ禍の雇用・女性支援プロジェクトチーム」の会議に出ていたという。三原氏だけが責められるいわれはない。

 野党側の批判に対し、三原氏は一切の言い訳をせず「陳謝」に徹した。挑発的な質問にも低姿勢で応じた。「ここで道理を争ったところで益はない」との判断だったようだ。そもそも、無理筋の批判であり、これ以上の追及はないとの読みもあったかもしれない。

 メディアは、当初こそ「政府・与党の気の緩み」などと野党に同調する構えを見せていたが、事実関係が明らかになるにつれ、次第に関心を示さなくなっていった。

 立憲民主党などの野党は、三原氏の副大臣辞任まで要求して「問題化」に躍起となったが、結局、副大臣辞任も法案成立阻止も実現できないままに終わった。

 こんな時代遅れの国会戦術をいつまで続けるつもりなのか。それよりも、空転させる分の時間を質疑にあてて、政府を追及した方がよほど国民にアピールできるのではないか。もう「悪しき風習」は断ち切った方がよい。

 ■伊藤達美(いとう・たつみ) 政治評論家。1952年、秋田県生まれ。講談社などの取材記者を経て、独立。永田町取材三十数年。政界、政治家の表裏に精通する。著作に『東條家の言い分』『検証「国対政治」の功罪』など多数。『東條家の言い分』は、その後の靖国神社公式参拝論争に一石を投じた。

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