【今日も一緒にプロレスを楽しみましょう!】小川直也、橋本真也に“暴走ファイト” 猪木すらコントロールできない怪物が誕生 - イザ!

メインコンテンツ

今日も一緒にプロレスを楽しみましょう!

小川直也、橋本真也に“暴走ファイト” 猪木すらコントロールできない怪物が誕生

 マット界に衝撃を与えた1997年4月12日、新日本プロレスの東京ドーム大会、小川直也のプロ格闘家デビュー戦。時のプロレス界最強の男だったIWGPヘビー級王者・橋本真也を下したインパクトは大きかった。ただ、これもほんの序章に過ぎなかった。

 小川本人の考えだったかはともかく、猪木・UFOと新日本プロレスの対立の先頭に立つことになる。98年6月には、明治大学柔道部の先輩で新日本プロレスの坂口征二社長を、日本武道館で襲撃する恩知らずな暴挙に出た。

 このころから肉体改造が進み、柔道時代の面影が薄れていく。「猪木の操り人形」から少しずつ脱し始めたようだ。そして、その時がやってきた。99年1月4日、東京ドーム大会。1勝1敗の橋本との3度目の対戦に臨む小川は、シェープされた肉体に、ふてぶてしい面構え。何か覚悟を決めた表情の小川に、佐山聡、ジェラルド・ゴルドーという非常時には何の躊躇もなく相手の目を突ける猛者がサポートしている。

 橋本の入場テーマ曲「爆勝宣言」に小川がマイクをかぶせた。「橋本! 死ぬ気があるなら上がってこい!」。ドームの長い花道を登場してくる橋本のいわば「晴れ舞台」に、冷水を浴びせるご法度のマイク。小川は仕掛けるつもりだ。会場をピリピリした緊迫感が支配した。

 果たして、小川は通常のプロレスの闘いからは逸脱した掟破りのファイト、いやケンカに出た。パンチの連射。橋本の顔面を後頭部を狙い撃つ。何とかキックで反撃する橋本だが、何かを訴えるかのようにレフェリーに手を出す。テレビ放送席に座っていたが「早く止めてくれ」という橋本の心の声が聞こえてきた。

 たまらずリング下に転がり落ちる橋本。小川は勝ち誇ったかのように、中指を突き立てる。これには、新日本のセコンド陣が激怒。両軍入り乱れる大乱闘が始まり、もはやリングサイドは無法地帯と化してしまった。

 リング上で小川は両手を広げて飛行機ポーズ。「もう終わりかよ。冗談じゃねーぞ。新日本プロレスのファンの皆さま、目を覚ましてくださーい」とアピール。日本マット史に刻まれるセリフを吐き出した。

 6分58秒、ノーコンテスト裁定が下されたが、長州力も加わり、両軍のもみ合いはしばらく続いた。猪木は最後まで姿を見せないままだった。

 今、振り返ると、この日、小川の独り立ちが始まったのだろう。猪木すらコントロールしきれない怪物が誕生したのだ。この後、小川の格闘家ロードは思わぬ道のりをたどっていくことになる。【文中敬称略】 (プロレス解説者・柴田惣一)

zakzak

  1. コロナ収束後、「ないままでいい」飲み会 3位「新年会」、2位「会社の定期飲み会」、1位は?
  2. 「日本企業は出ていくのか?」 危機感強める中国当局
  3. 【年のはじめに】中国共産党をもう助けるな 論説委員長・乾正人
  4. 内田理央のおっぱい写真にファン大興奮「一瞬ビビった」「萌え死んだ」