【五輪に負けるなスポーツ映画で熱くなれ】ロッキー(1976年) 低予算でエキストラを“フライドチキン配布”とチラシで集めた - イザ!

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五輪に負けるなスポーツ映画で熱くなれ

ロッキー(1976年) 低予算でエキストラを“フライドチキン配布”とチラシで集めた

 ボクシングは五輪でも人気の高い種目だ。国別ではこれまでアメリカが金50個、銀24個、銅40個の計114個を獲得、2位キューバの73個を引き離してダントツだ。

 中でも1960年のローマ大会でライトヘビー級の金に輝いたカシアス・クレイ(モハメド・アリ)は記憶に残る。プロ転向後はヘビー級の世界王者に君臨した。

 日本では60年のローマ大会でフライ級の田辺清が初めて銅を得ると、64年の東京大会ではバンタム級の桜井孝雄が日本初の金メダル。近年では2012年のロンドン大会でミドル級、村田諒太の金が記憶に新しい。

 ボクシング映画でも不滅の金字塔が『ロッキー』。シリーズ6本に加え、スピンオフ2本と大ヒット。シルベスター・スタローンの出世作としても有名だ。

 当時のスタローンはパッとせず、ポルノ映画や用心棒で日銭を稼いでいた。ある日、モハメド・アリの世界タイトル戦をテレビで見ていて、絶対劣勢のチャック・ウェプナーが予想外の善戦をし、当時世界最強といわれたアリからダウンを奪った。スタローンはこれにインスピレーションを受けて脚本を3日で仕上げ、製作会社に売り込んだという。

 製作会社は脚本を気に入り7万5000ドルという破格の値をつけた。ただし条件は主役をポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、アル・パチーノといった有名俳優にすることだった。

 スタローンはこれを蹴り、自分が主役をやると譲らなかった。脚本料は大幅にダウンされたが、主役は譲らなかった。ただラストには当時の妻のサーシャが暗いと批判。このためハッピーエンドに変更した。

 低予算のためエキストラは「フライドチキンを配布する」というチラシで集めた。弟のフランクは街頭で歌を歌う若者、父のフランク・スタローン・シニアはゴングをたたく役として登場。妻のサーシャはカメラマン役と涙ぐましい。

 ロードワーク中に果物屋の主人がオレンジを放り投げてくれるシーンがあるが、スタローンを本物のボクサーと勘違いしたハプニング。本編ではそのまま使われた。

 ふたを開けてみればアカデミー賞3部門受賞など大成功。アメリカン・ドリームの見本となった。あのロッキーのテーマは、今でもたくさんの格闘家が入場時に使うほど耳に残る名曲だ。 (望月苑巳)

 ■ロッキー 日本公開は1977年4月16日(米国は76年11月21日)。ジョン・G・アヴィルドセン監督。宿敵アポロ役はカール・ウェザース。音楽はビル・コンティ。

zakzak

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