【五輪に負けるなスポーツ映画で熱くなれ】ウォーターボーイズ(2001年) 妻夫木聡や玉木宏らがブレークするきっかけに - イザ!

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五輪に負けるなスポーツ映画で熱くなれ

ウォーターボーイズ(2001年) 妻夫木聡や玉木宏らがブレークするきっかけに

 東京五輪がついに開幕した。無観客開催のためテレビ越しに声援を送るのもいいが、スポーツ映画の傑作に胸を熱くするのもいい。オリンピックをリスペクトして、熱いスポーツ映画にスポットを当てる。

 アーティスティックスイミング(公開当時はシンクロナイズドスイミング)といえば女子、という先入観を覆した異色作が『ウォーターボーイズ』。

 これにはモデルがある。埼玉県立川越高校水泳部が学園祭にシンクロをやるというリポートを『ニュースステーション』(テレビ朝日系)が放送したところ、桝井省志プロデューサーが映画になると直感したという。矢口史靖監督も、部員たちが見に来る女子学生に期待してシンクロを始めたという不純な動機が面白いと考えた。

 俳優も演技の練習には相当の時間が必要なので、人気俳優のキャスティングは無理と判断。まだ無名だった妻夫木聡や玉木宏ら2カ月以上スケジュールが開いている俳優をかき集めた。結局スマッシュヒットして彼らはブレークしたのだから幸運はどこに転がっているのか分からない。

 矢口監督は「彼らも鬱屈(うっくつ)していたのだと思う。だからそのエネルギーをぶつけてきた。それがスクリーンにあふれてよかったのだ」とヒットの理由をインタビューで語っている。

 当初は数館での公開予定が、地方キャンペーンや口コミで面白さが伝わり、最終的に100館以上で公開、6カ月のロングランとなった。シネコンが登場した時期で、邦画復活のきっかけになったといえる。

 2003年にはテレビドラマになり、翌年にはパート2も。映画とドラマのおかげで「シンクロブーム」が起き、日本中の高校に男子シンクロ部がいくつもできた。ちなみに04年には同じスタッフで『スウィングガールズ』が製作された。

 02年の川越高校の文化祭には3万人を超える来場者があったというからビックリだ。04年には第1回全国高校ウォーターボーイズ選手権が開催され鈴鹿工業高等専門学校が優勝している。

 競技で使われた曲は青江三奈の『伊勢佐木町ブルース』、ザ・ベンチャーズの『ダイアモンド・ヘッド』、PUFFY『愛のしるし』など。フィンガー5の『学園天国』がエンディング曲に。 (望月苑巳)

 ■ウォーターボーイズ 2001年9月15日公開。矢口史靖監督。出演は妻夫木聡、玉木宏、金子貴俊、眞鍋かをりら。興行収入は9億2000万円。

zakzak

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