卓球女子団体で2日、日本代表との準々決勝で完敗した台湾代表。人気競技での敗退にガックリかと思いきや、台湾のネット民たちは敵陣営の平野美宇(21)=日本生命=にメロメロになっていた。不倫報道により当地では人気ガタ落ちの“あの人”に代わる、日本の新ヒロイン誕生か。
平野はまず石川佳純(28)=全農=とのダブルスで圧勝。シングルスでも伊藤美誠(20)=スターツ=に続いて勝利を挙げ、日本の3-0のストレート勝ちに貢献した。
台湾では敗色濃厚になると関心があらぬ方向に向かい、ネット上は「これからも日本卓球女子の生中継を続けて」「こんなかわいい女子軍団に勝たれるなら許せる」と日本勢のルックス礼賛へ。特に「平野のサーブ前の笑顔がかわいい」「叫んでる声もかわいい」「美宇のタオルになりたい」などと“平野推し”のコメントが沸騰した。
これまで台湾で好感度が高い日本の女子卓球選手といえば、誰よりもまず元祖卓球少女の福原愛(32)だった。台湾代表選手との結婚でその人気は頂点に達したが、不倫報道から子供を置いての離婚に至り、現地では「台湾から逃げた」という印象からイメージが失墜。近年は伊藤がファンを増やしており、「台湾の女子選手にはいない長い髪が魅力」との声もあるが、何より最強中国の選手たちと堂々と渡り合う姿が台湾の反中国感情も手伝って支持を集めている側面が強い。
伊藤と幼い頃からしのぎを削ってきたライバル、平野はシングルスでは力及ばず今大会の代表から漏れたが、五輪後半戦の女子団体から颯爽と初登場。キュートなルックスで台湾のお茶の間に衝撃を与えたようだ。