内村同期の苦労人、初五輪で入賞 あん馬亀山 - イザ!

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内村同期の苦労人、初五輪で入賞 あん馬亀山

産経ニュース
体操男子種目別決勝のあん馬の演技を終えた亀山耕平=1日、有明体操競技場(川口良介撮影)
体操男子種目別決勝のあん馬の演技を終えた亀山耕平=1日、有明体操競技場(川口良介撮影)

長い道のりだった-。東京五輪第10日の1日、体操男子種目別あん馬決勝に臨んだ亀山耕平(32)は5位入賞だった。日本体操界を引っ張ってきた内村航平(32)と同級生だが、今回が初めての五輪。華やかに活躍するレジェンドを横目に、一度は引退も考えた苦労人が、体操人生の全てをぶつけた。

予選を2位で突破し、8人の最後に登場した決勝。渾身(こんしん)の演技を終えると、すがすがしい笑みを浮かべた。メダルには一歩届かなかったが、五輪の舞台で、確かにその足跡を刻んだ。

1988年生まれ。同級生には2008年北京五輪から3大会で3個の金メダルを獲得した内村、12年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪の団体メンバーの山室光史(32)らがいるが、一人、五輪とは縁がなかった。

体操を始めたのは3歳の時だ。「仮面ライダーになりたい」と机から飛び降りて遊ぶ息子を、母の良美さん(56)が自宅近くの「仙台スピン体操クラブ」(仙台市)に連れて行った。代表の横山茂明さん(67)は「足首の柔らかさ、脚の線の美しさは天性のもの。技術や体力がつけばすごい選手になるかもしれない」と感じ取った。

小学1年からは午前6時に起きてクラブで借りた体操のビデオに見入り、週に6回の練習に励んだ。あん馬では地元の大会で満点をたたき出したこともある。

強豪・埼玉栄高(さいたま市)で全国優勝を果たすと、13年には世界選手権の種目別あん馬で優勝。念願の五輪出場も視界に入ったが、内村が個人総合で連覇を果たした16年リオ大会の出場を逃し、一度は引退を口にした。

だが、所属先の監督から返ってきた言葉は「もったいないやろ」。再び現役として挑戦し、東京五輪の切符を獲得した。

仙台大(宮城県柴田町)で指導した体操競技部の鈴木良太監督(42)は「強い気持ちがあったからこそ、もう一度五輪を目指し、出場権を取れたのだろう」と話す。

この日、難しい演技構成でメダル獲得に挑んだ決勝では5位に終わり、「感謝と喜びでいっぱい」と家族や恩師への感謝を口にした。

「ずっと夢の中にいたような感じ」。ようやくたどり着いた五輪をそう表現した32歳。最後は涙を浮かべ、静かに夢舞台を後にした。(鈴木俊輔)

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