橋岡家いとこ同士がダブルメダルへぐいっ! DF初先発の大樹守った 走り幅跳びの優輝は決勝進出

サンスポ
後半 競り合う橋岡大樹=31日、カシマスタジアム(川口良介撮影)
後半 競り合う橋岡大樹=31日、カシマスタジアム(川口良介撮影)
陸上・走り幅跳びで決勝進出を決めた橋岡優輝=31日、国立競技場(桐山弘太撮影)
陸上・走り幅跳びで決勝進出を決めた橋岡優輝=31日、国立競技場(桐山弘太撮影)

東京五輪第9日・サッカー 男子準々決勝、日本0-0ニュージーランド=PK4-2(31日、カシマスタジアム)男子の準々決勝で、1次リーグA組を3連勝の首位で通過した日本はB組2位のニュージーランドと対戦し、延長を終えて0―0からのPK戦を4―2で制し、2012年ロンドン五輪以来の準決勝進出を決めた。DF橋岡大樹(22)=シントトロイデン=は右サイドバックで初先発し、120分フル出場。この日、いとこで陸上男子走り幅跳びの橋岡優輝(22)=富士通=も決勝に進み、いとこ同士でメダル獲得に挑む。

開始早々、相手の肘が腹部を直撃。もんどりうって倒れたDF橋岡は立ち上がると、その後は右サイドからのクロスでチャンスを演出した。

「今まで通り、いや、今まで以上に気を引き締めていかないといけない」

特別な思いが22歳にはあった。いとこで1学年上の橋岡優輝はこの日、陸上男子走り幅跳び予選に出場。そして自身は、オーバーエージ(OA)枠のDF酒井が累積警告で出場停止となったため、今大会初めて右サイドバックで先発出場を果たした。2013年に東京五輪招致が決定したときに「一緒に出よう」と夢を語り合った2人がついに、その夢を果たした。

「いとこ同士で五輪に出るというのはなかなかない。お互いに刺激し合って、2人でメダルを取れたらいい」

小さいころは陸上大会にともに出場し「そのときは僕の方が足が速かったんですけどね」と懐かしむ。「今は優輝の方が注目されているけど、僕も注目されないといけない。刺激を受けている」と前を向く。

五輪代表の栗原克志コーチ(44)は「彼はムードメーカー」と明かす。橋岡本人は「素でやっているんですけどね」と照れるが、OA枠の選手や後輩からもいじられ、それにうまく応えるという。J1浦和時代には元日本代表DF槙野智章(34)と行動をよく共にし、〝お祭り男〟の言動から学んだ。「彼は人の話をよく聞くよ」と槙野も評価する。そんな姿勢が代表チームに好影響を与えている。

試合は0-0のまま延長戦に突入した。橋岡は攻守で献身的なプレーを見せ、120分フル出場。PK戦ではチームメートに声援を送り、準決勝進出を喜んだ。

橋岡 大樹(はしおか・だいき)

 1999(平成11)年5月17日生まれ、22歳。さいたま市出身。J1浦和の下部組織を経て2018年にトップチーム昇格。同年4月11日の神戸戦でJ1デビュー。21年1月にベルギー1部・シントトロイデンに移籍した。今季リーグ戦は6試合0得点。A代表通算2試合0得点。184センチ、80キロ。