【桂春蝶の蝶々発止。】選手が届ける「感動」は過去最高の文化 ネガティブなワイドショーとは天地の差 - イザ!

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桂春蝶の蝶々発止。

選手が届ける「感動」は過去最高の文化 ネガティブなワイドショーとは天地の差

上野投手はオーストラリア戦で力投した=21日、福島県営あづま球場
上野投手はオーストラリア戦で力投した=21日、福島県営あづま球場

 極めて難しい立場にある人たちが、その状況を乗り越えて、「最も美しい何か」をつくり上げたとしたら、その振り幅は相当なものですよね。それを見る側、受ける側がどう反応するか? それが「文化の本質」だと私は常々思っています。

 そういう意味では、東京五輪・パラリンピックに出場する選手は、過去誰も経験しなかった艱難(かんなん)辛苦を味わい、競技場に立つわけです。そして、磨かれた最高の技を私たちに届けてくれる。これは過去最高の文化…いわゆる「感動」が誕生する瞬間が拝めるに違いありません。

 女子ソフトボール予選が21日、全競技に先駆けて、被災地・福島で始まりました。私は上野由岐子投手のキレのある球を見ただけで涙が流れました。「人間はここまで美しく輝けるのか?」と。

 北京五輪での金メダル獲得後、3大会ぶりの実施競技。地元・群馬で東日本大震災を経験。打球を顎に受けて骨折…。いろいろ、あったからこその感動の投球でした。

 こうした連続が2週間続くのです。泣きすぎて脱水症状にならないよう、ポカリ片手に応援したいと思っております!

 東京五輪に関係する全事象において、競技以外のことは精神衛生上、見ない方がいいですね。特に、テレビの大半はワイドショーは汚れきっています。

 失礼ながら、選手の輝きと、ネガティブな意見を発信し続けるワイドショーを比べた場合、輪廻(りんね)転生の際に歩む「六道」の中で、最高の「天道」と、最低の「餓鬼道」くらいの差があると思います。

 あ、今日は大体のことを仏教で説明してみますね(笑)。

 何でも批判する「日本的リベラル」や、ワイドショーに洗脳される一部の人々がSNSなどで東京五輪をたたきまくり、貧弱な政府は流されていく。プロ野球やJリーグは「有観客」なのに、五輪の大半は「無観客」開催という、バカげた結論が出されるのですが、皆さん、こういう時は「諦める」ことが大切です。

 「諦める」とは、サンスクリット語で「真理の追求」という意味があるそうです。諦めるとは、「人生は苦である」ということを認めてしまうということです。そう、実はコロナ禍における五輪とワイドショーは、「人生は苦である」ことを感じさせてくれる「行」だったんですね。

 同時に、あらゆる苦しみから解放してくれるのも「諦め」です。バカは死んでも治らないから、ワイドショーを見るのはやめましょう。SNSでも「こいつらバカか!?」と思ったら、そこから離れることです。

 そして、美しいものだけを目に入れましょう。みんなで五輪競技を見ようではありませんか。そこには、まるで比叡山で行われる「千日回峰行」を満行された大阿闍梨様がごとく、選手の「悟り」がある。私は合掌して、その降臨劇を応援いたします!(笑)。

 ■桂春蝶(かつら・しゅんちょう) 1975年、大阪府生まれ。父、二代目桂春蝶の死をきっかけに、落語家になることを決意。94年、三代目桂春団治に入門。2009年「三代目桂春蝶」襲名。明るく華のある芸風で人気。人情噺(ばなし)の古典から、新作までこなす。14年、大阪市の「咲くやこの花賞」受賞。

zakzak

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