【ここまで進んだ最新治療】コムクロシャンプー、すべての頭皮の皮膚炎に適応 1日15分で副作用起こりにくく - イザ!

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ここまで進んだ最新治療

コムクロシャンプー、すべての頭皮の皮膚炎に適応 1日15分で副作用起こりにくく

医薬品シャンプーの「コムクロシャンプー」
医薬品シャンプーの「コムクロシャンプー」

 これまで「頭部の乾癬(かんせん)」という皮膚病のみが適応症だったステロイド(副腎皮質ホルモン)配合の医薬品シャンプーが、今年2月に新たに「頭部の湿疹・皮膚炎」に対しても適応の追加になった。

 ステロイド外用剤(塗り薬)には、主に「軟膏」「クリーム」「ローション」といったタイプがある。しかし、患部が頭皮だと毛髪があるので塗りにくかったり、ベタついたりして使用感が悪いのが難点だった。そこで頭部に皮疹が出やすい乾癬の治療薬として、2017年7月にステロイド・シャンプー(商品名・コムクロシャンプー)が発売された。

 新たに適応になった「頭部の湿疹・皮膚炎」には、どのような疾患が含まれるのか。東京逓信病院・皮膚科の三井浩部長が説明する。

 「湿疹と皮膚炎は同じ意味なので、頭皮に現れたあらゆる炎症に対してコムクロシャンプーが使えるようになったわけです。具体的には、フケ症の原因となる『脂漏性皮膚炎』、『アトピー性皮膚炎』、頭皮に原因物質が直接触れることで起こる『接触皮膚炎(かぶれ)』などがあげられます」

 コムクロシャンプーの使い方はこうだ。手のひらにシャンプー剤を出し、乾いた状態の頭皮の患部を中心に塗る。塗り終えた後は、手をよく洗う。そして15分間そのまま待つ。時間が経ったら指の腹を使ってやさしく泡立てて、お湯や水で洗い流すだけだ。これを1日1回行う。洗い流すために他のシャンプーを使う必要はないが、洗い流した後に他のシャンプーやリンスを追加で使用しても問題はないという。

 「コムクロシャンプーはステロイドの強さでいえば、5段階のうちで最も強い『ストロンゲスト』クラスです。しかし、頭皮の接触時間を1日15分という短時間にすることで、皮膚萎縮などの副作用が起こりにくくしています。15分で洗い流すと、ステロイドの有効成分の残存量は塗布量の0・1%に減るとされています」

 ただし、シャンプー剤が目に入ると、白内障や緑内障を含む眼障害が発現する可能性がある。シャンプー剤の付いた手で目を擦(こす)ったり、洗い流すときに目に入ったりしないように注意が必要だ。

 脂漏性皮膚炎の場合、皮膚常在菌の「マラセチア」という真菌(カビ)の繁殖によって引き起こされると考えられている。市販のシャンプーでは抗真菌薬が配合されたシャンプーもあるが、炎症を抑える効果はそれほど強くない。治療としてコムクロシャンプーを使い、炎症やフケが治ったら予防として抗真菌薬シャンプーを使うようにするといいという。

 コムクロシャンプーは、1本125ミリリットルで3525円、3割負担の場合は1060円になる。 (新井貴)

zakzak

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