高知少年鑑別所は30日、新型コロナウイルス対策用に保管していた除菌脱臭機などを盗みインターネットで売却したとして、同所に勤務していた男性法務教官(30)を懲戒免職にした。事実関係を認め「魔が差した。持ち帰ってもばれないと思った」と話したという。
同所によると3月、倉庫内の光触媒除菌脱臭機1台(購入価格3万4540円)と付属のスタンド(6435円)を盗み、フリーマーケットアプリを利用して売却した。
4月の備品チェックで見当たらず、防犯カメラ映像から浮上した男性教官が関与を認めた。被害相当額を既に弁償している。4月に別施設に異動していた。