トップ選手揃わず酷暑のなか…松山英樹と星野陸也、モチベーションが左右する「金」争い - イザ!

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トップ選手揃わず酷暑のなか…松山英樹と星野陸也、モチベーションが左右する「金」争い

【東京五輪2020 ゴルフ 第1ラウンド】1番、ティーショットを放つ松山英樹=霞ケ関CC(撮影・松永渉平)
【東京五輪2020 ゴルフ 第1ラウンド】1番、ティーショットを放つ松山英樹=霞ケ関CC(撮影・松永渉平)

 東京五輪の男子ゴルフが29日、埼玉県の霞ヶ関CC(7447ヤード=パー71)で開幕し、金メダルの期待がかかる松山英樹(29)=LEXUS=と星野陸也(25)=フリー=がスタートした。普段ツアーで高額賞金を競っているトッププロが、新型コロナウイルス禍の中、酷暑のコースで名誉だけの五輪競技を戦うのは必ずしも割の合う話ではない。集結した選手たちのそれぞれのモチベーションがメダルの行方を左右することになる。

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 五輪のゴルフ競技は盛り上がりに欠けるきらいがあるのは否めない。現実問題として、世界最高峰の試合と位置付けることはできないし、4大メジャー大会と比肩させるわけにもいかない。金メダルが即世界一と評価されるわけでもない。

 しかも、今大会は、直前のPCR検査で世界ランク1位のジョン・ラーム(26)=スペイン=と、同6位の飛ばし屋ブライソン・デシャンボー(27)=米国=の陽性が判明し、出場を辞退。トップ選手が揃わないのは寂しい。

 この状況の中で、何がメダルの行方を左右するのか。五輪のゴルフ競技では、各選手のモチベーションこそが、そのカギを握っているといっていいだろう。メダルへの思いの強さが、順位に大きく影響することになる。

 最も明確なモチベーションがあるのは、やはり地元開催ということで、松山と星野だろう。

 松山は3週前に新型コロナウイルス感染が判明して休養し、東京五輪が復帰戦となる。

 「日本での五輪に出られるのは最初で最後だと思う。コロナにかかって不安があったが、出られてよかった。ゴルフができる喜びを感じる。初めての五輪なので、スタートでどういう気持ちになるかわからない」。大会の公式会見で語った松山はリラックスした表情でメダルへのプレッシャーは感じさせなかった。

 松山は今年、メジャーの「マスターズトーナメント」を制するという偉業を達成。東京五輪と比較するのは無粋というものだが、ゴルフ人生の目標に掲げていたタイトルをすでに手にしたことは事実だ。

 「日本は感染者数も増えて大変な状況だと思うので、一概にオリンピック、オリンピックとは考えられない」と直前に正直な気持ちを吐露したこともある。

 対照的に緊張感を漂わせているのが星野。開会式に参加して「普段と違う初めて味わうような緊張感」と話している。

 また、強豪米国の選手たちもそれぞれ胸中に秘めたものがある。最も早く出場の意思を明かしたのがジャスティン・トーマス(28)だった。

 「個人的な願望になるけど、出場したい。金メダルを獲得したときの興奮や感情が想像できない。だから、実際に自分がどうなるのかを知りたいんだ」と話している。

 今年の全英オープンで初出場初優勝を果たしてメジャー2勝のコリン・モリカワ(24)は、父親が日系米国人ということで、日本で開催される五輪には「日本にいるだけで楽しい」と特別な思い入れがある。

 さらに、母は台湾人だが日本育ちで、大学教授の祖父と旅行代理店を経営する祖母は東京都渋谷区在住というザンダー・シャウフェレ(27)にとっても東京五輪は特別な大会だろう。

 英国代表として出場するのか、アイルランド代表として出場するのかで周辺が騒がしかったロリー・マキロイ(32)は、アイルランド代表で落ち着いた。

 「出場するか辞退するか迷っていた時期はあったが、出場を決めてからは、金メダル獲得に照準を合わせてきた。メジャー大会とはまた違った意味で、国と自分のコレクションに加えておきたい名誉だからね」

 最も切実な問題としてモチベーションを高めているのは任成宰(イム・ソンジェ、23)、金施佑(キム・シウ、26)の韓国勢だ。五輪のメダル獲得には、兵役免除の特典がある。兵役についた●(=褒の保を非に)相文(べ・サンムン、35)はじめ有望若手選手が退役後に復帰しても元の調子に戻れず、低迷している現実がある。

 五輪メダルの重さはそれぞれ違っても、四大メジャーやツアーにはないドラマが生まれるのも間違いないだろう。

zakzak


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