「こんなときこそ新曲を」 THE ALFEEが70枚目のシングル

産経ニュース

それでも、レコードはなかなか売れなかった。だが、コンサートに駆けつける熱心なファンは確実に増えた。ヒット曲を出すより前に、大会場である日本武道館を満員にしてしまった。

すると、これを追いかけるように16枚目のシングル「メリーアン」が、ついにヒット。継続こそ力なりだが、よくぞここまで続けたものだ。デビューから10年目で、努力が実を結んだ。

「『メリーアン』ってのは、深海魚のようにずっとヒットチャートの下のほうにいて、それがじわじわとはい上がってね」と桜井が回想する。チャートを7位まで駆け上がると、アルフィーを歌番組の常連にし、年末のNHK紅白歌合戦にも連れ出した。

「『メリーアン』で、誰も知らないアルフィーから、誰もが知るアルフィーになった」と高見沢。

アルフィーはその後、「星空のディスタンス」、「恋人達のペイヴメント」、「シンデレラは眠れない」とヒットを連発した。

伝統芸能

それもあって、3人は70枚のシングルの中でも「メリーアン」こそ忘れられないと口をそろえる。ただ、「どの1枚がなくてもダメ。それらの積み重ねで70枚になった」と桜井はしみじみ語る。

演歌や歌謡曲の世界で長く活躍する個人の歌手ならともかく、解散がつきもののバンドにとって70枚は破格の枚数だ。

デビュー時は4人組だったが、50年に3人組に。以降、不動のメンバーで、これほど長続きしているバンドは世界に例を見ない。

高見沢が笑う。「若いバンドは、『アルフィーは、気がついたら存在していた』という。町の神社みたいだ」

長続きの理由を坂崎は、「アルフィーは3人とも歌うなどメンバーが対等。そして、その3人によるコーラスが重要。ほかのバンドとは成り立ちが違うんですよね」と説明する。

高見沢も「この3人だからこそできることが圧倒的に多い。芸能界に長くいられたのも、やっぱり3人で心強かったから」とうなずく。

また、高見沢は「解散しなかったから、アルフィーは半世紀近くも受け入れられた」と語る。「大切なのは続けること。1度ダメだったぐらいで、やめてはいけない。アルフィーは、伝統芸能とか人間国宝の域に達するまで続けます。そのぐらいの気合を持っている。僕らは、続けることがいかに大切か、身をもって知っていますから」

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