侍ジャパンに有利か不利か ライバル国にNPB新旧助っ人ズラリ 28日初陣のドミニカ戦 - イザ!

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侍ジャパンに有利か不利か ライバル国にNPB新旧助っ人ズラリ 28日初陣のドミニカ戦

悲願の金メダルを狙う稲葉監督
悲願の金メダルを狙う稲葉監督

 東京五輪に出場する野球日本代表は28日のドミニカ共和国戦(福島)で、悲願の金メダルへの戦いの幕を開ける。絶対に負けられない侍ジャパンに対し、ライバル5カ国はメンバーに日本のNPB12球団や独立リーグの助っ人などがノンプレッシャーで挑んでくる。この温度差のある戦いをいかに勝ち抜くべきか。2013年の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表で戦略コーチを務めた、BCリーグ新潟の橋上秀樹監督(55)が解説する。 (塚沢健太郎)

 メジャーリーグは五輪のために日本のように公式戦の休止はせず、米国のメンバーは3Aが中心。他は日本でプレーする選手と、今季所属のないロートル勢の構成となっている。

 ヤクルトで抑えのマクガフ、ソフトバンクの先発右腕マルティネス、DeNAの主砲オースティン、5月にオリックスを退団した右腕ディクソン。さらに通算108勝も2018、19年は野球から離れていた37歳の左腕カズミアー(ジャイアンツ3A)、元ヤンキース抑えで今季は所属先のない36歳ロバートソンといった面々だ。

 これまで米国五輪代表で、日本の球団所属や無所属の選手が選出された例はない。橋上氏は「野球のナショナルチームが日本のように華やかなものではなく、国民の大半が知らないうちに集まっているチームなのかもしれない」と指摘。ソーシア監督の就任も今年4月6日で、17年から務める日本の稲葉監督とは熱量が違う。<page/>

 ほかのチームにも元NPB組がズラリ。橋上氏は「今回はコロナの影響もあるのでしょうが、勝ち負けよりも招集しやすいメンバーを選んだという感じがします。日本に順応していて問題なくプレーできる選手を選んだ方が、使い勝手がいいと判断したのではないか。日本で生活していれば、(来日時の)隔離生活も送らなくていいですし」と解説する。

 日本が28日の初戦でぶつかるドミニカ共和国は、巨人から右腕サンチェスと左腕メルセデスを招集。中日で15年から3年間で17勝を挙げ、同国の国内リーグでプレーを続ける43歳の左腕・バルデスや、15年に巨人でわずか5試合の出場に終わったフランシスコの名前もある。

 メキシコは元阪神・ナバーロ、元広島・ペーニャ、元オリックス・メネセス、元DeNA左腕ソリスといった、かなりのファンでないと覚えていないような選手ばかりか、BCリーグ茨城の右腕バルガスまで代表入りした。

 16年にパドレスで7試合0勝3敗、防御率5・03のバルガスは、茨城で10試合5勝2敗1セーブ、リーグトップの防御率は1・64。橋上氏は「普通に考えて、日本の独立リーグでプレーしている選手が代表になるとは考えづらい。やる前からこんなこと言っては興味が薄れかねないが、本気で勝ちに来ているのは日本と韓国だけのようにみえる。WBCと比べると、実力伯仲という感じはしません」とバッサリだ。<page/>

 世界一決定戦としては物足りない顔ぶれだが、ライバルチームに日本でプレーしている投手が選ばれていることは、侍ジャパンの金メダル獲りには追い風といえる。「打者にとっては、いくらいい投手でも対戦経験のある方がよっぽどいい。前回のWBCもオランダでバンデンハーク(当時ソフトバンク、現ヤクルト)が出てきたけど、どんな球を投げるのかわからない投手とやるよりも、見たことがあるだけで全然違う」と橋上氏は明かす。

 ただし、「全体的なレベルは低いといっても、日本にいる投手もそれなりの成績を残した投手ばかり。そう簡単には打てないでしょう」とくぎを刺す。日本には2004年アテネ大会で、オーストラリアのジェフ・ウィリアムス(当時阪神、写真)に抑えられ、決勝進出を逃した苦い思い出がある。

 「ハードルは低いかもしれないが、日本で開催するので今までの五輪やWBC以上にプレッシャーはかかる」と橋上氏。百戦錬磨の長嶋、星野両監督でも果たせなかった悲願。NPBで指揮を執った経験のない稲葉監督がアテネ、北京の悪夢を振り払えるか。

zakzak

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