【江尻良文の快説・怪説】ONとの国民栄誉賞トリオで東京五輪の開会式を飾った松井氏に後継者の道 - イザ!

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江尻良文の快説・怪説

ONとの国民栄誉賞トリオで東京五輪の開会式を飾った松井氏に後継者の道

東京五輪の開会式で、聖火ランナーとして登場した(前列左から)王貞治氏、長嶋茂雄氏、松井秀喜氏ら=23日夜、国立競技場
東京五輪の開会式で、聖火ランナーとして登場した(前列左から)王貞治氏、長嶋茂雄氏、松井秀喜氏ら=23日夜、国立競技場

23日の東京五輪開会式に、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督、ソフトバンク・王貞治球団会長と共に出席した松井秀喜氏。球界国民栄誉トリオ勢ぞろいで、ON後継者として改めてクローズアップされるかたちとなった。

長嶋氏は巨人監督としてゴジラ松井氏の育ての親。松井氏のヤンキース時代も電話で“ホットライン”をつなぎ、マンツーマン指導を行った。国民栄誉賞も史上初の同時受賞という球界を代表する師弟関係にある。

一方、メジャー記録を超える868本塁打の“世界の王”にとっても、松井氏は待望久しい後継者だった。松井氏の巨人時代から熱視線を送り、メジャー入りしてからも変わらなかった。松井がメジャーで自己最高の31本塁打を記録するとこう大絶賛した。

「メジャーのエース級のストレートは、パワーがあって簡単にはホームランはできない。メジャーでの30本塁打は日本での50本塁打に匹敵する。たいしたもんだよ」

日本球界に燦然と輝く、永遠のスーパースターコンビONから太鼓判を押され、ONと並び立ち、東京五輪のセレモニーを盛り上げた。これ以上ない晴れ舞台で、改めてONの後継者として認知されたことになる。

長嶋氏は、最初の巨人監督時代に不本意な解任劇を味わいながら、サッカー界が初のプロとしてJリーグを立ち上げると、2度目の巨人監督を務めている。

「Jリーグ旋風に勝つには、長嶋監督を担ぎ出すしかないしかない」という巨人軍の勝手な企業論理だ。が、長嶋氏はプロ野球界救済のために、監督復帰をためらわなかった。

王氏の場合は巨人監督続投と思っていたのに、まさかの解任劇に怒り心頭。引き受けるはずがないと思われたダイエー監督に就任。打倒巨人を目指し、監督、球団会長として現実のものにしようとしている。

松井氏に今後求められる必要なことはONのように監督としても球界に貢献することだ。「監督には全く興味がない」と言う松井氏は、巨人の監督要請に背を向けたまま。現在、「ヤンキースGM付特別アドバイザー」の肩書があるだけ。

が、松井氏の日本球界復帰を求める声は巨人はもちろん、球界全体にある。好むと好まざるにかかわらず、ONの後継者とされるならば日本球界へ貢献し、恩返しする責任というものがある。もう「監督に興味はない」では済まされない。(江尻 良文)

zakzak

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