侍ジャパン投手陣、思わぬ難敵は五輪公式球 チーム唯一の変則投手・青柳へ影響深刻か - イザ!

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侍ジャパン投手陣、思わぬ難敵は五輪公式球 チーム唯一の変則投手・青柳へ影響深刻か

フル回転を期待される青柳もボールに大苦戦している
フル回転を期待される青柳もボールに大苦戦している

 野球日本代表は25日、巨人との壮行試合(楽天生命パーク宮城)に5-0で快勝。28日に迫ったドミニカ共和国との開幕戦(福島・あづま球場)に向けて弾みを付けた格好だが、本番前の実戦で侍投手陣に思わぬ難敵が出現した。今大会で使用されるSSK社製の公式球に手を焼く投手が意外に多いのだ。

 日本先発の田中将大投手(楽天)は3回途中、打者10人に許した安打は1本。日本の守備時はSSKのボールが使用されたが、田中は「ボールに関しては全然、僕は大丈夫です。何の違和感もなく投げられました。別に困るようなことはなかったですかね」と26球で片付けるほぼ完ぺきな投球だった。昨年まで滑りやすく、大きさも不ぞろいだといわれるローリングス社製の大リーグ公式球を操ってきた経験は伊達ではない。

 だが、いかに代表に選抜された日本のトップクラスとはいえ、日米通算181勝右腕との間には隔絶された経験値の差が存在する。

 ワールド・ベースボール・クラシックは大リーグ球。今回のSSK球は2018年の日米野球、19年のプレミア12で先取り使用されているが、今回のメンバーで2大会とも経験しているのは山崎康晃投手(DeNA)しかいない。<page/>

 プロ野球公式戦で使用されるミズノ社製に近いとされていたSSK球だが、この日の4番手として登板した岩崎優投手(阪神)は1回を完璧に抑えながら「ボールは思った感じの曲がり方とは違った。本番までに修正します」と球への慣れを課題として挙げた。

 影響が深刻なのは青柳晃洋投手(阪神)。アンダー気味のサイドから150キロ近いムービングボールでゴロを量産するチーム唯一の変則投手は、前日24日の楽天戦で2回を3安打2失点。三塁側に大きくすっぽ抜ける暴投もあり、「ボールは少し滑りやすく、ツーシームは曲がりが大きく、スライダーは抜け気味でした。これから建山コーチと修正していきたい」。シーズンとは違う中継ぎの役割を担いつつ公式球への順応という二重の負担に苦しんでいる。

 救援陣は2019年の国際大会「プレミア12」の初制覇に大きく貢献した侍の生命線だ。難敵攻略に残された時間はあまりに短い。 (片岡将)

zakzak

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