【ゴルフわすれな草】篠崎紀夫(3) プロ冥利に尽きる舞台…プレーオフは「絶対に負けない」と自分に言い聞かせる稲見萌寧の言葉に驚き - イザ!

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篠崎紀夫(3) プロ冥利に尽きる舞台…プレーオフは「絶対に負けない」と自分に言い聞かせる稲見萌寧の言葉に驚き

ノジマチャンピオンカップ箱根シニアで優勝した篠崎(提供:日本プロゴルフ協会)
ノジマチャンピオンカップ箱根シニアで優勝した篠崎(提供:日本プロゴルフ協会)

 篠崎紀夫の所属先「北谷津ゴルフガーデン」は千葉市若葉区に位置する。幅100メートルのビッグパノラマ(230ヤード)の練習場と、関東圏では珍しく全18ホールの本格的ショートコースを併設している。1970年に開場し、当初からジュニアスクールにも尽力してきた実績があり、市原弘大や池田勇太、木下裕太らがここで腕を磨き、プロとなった。

 今年すでに5勝を挙げ、東京五輪の代表選手となった稲見萌寧は、このゴルフ環境の素晴らしさから中学進学を機に同ガーデン近くに父娘で引っ越したほどだ。プロ転向後の現在も試合のない日は、ここでボールを打ち続けているという。

 富士フイルム・スタジオアリスで稲見は、プレーオフの末に年間3勝目を飾った。プレーオフ3戦3勝の秘訣(ひけつ)を探ろうと、ゴルフ記者がインタビューに同ガーデンへ訪ねてきたときのことだった。ちょうど居合わせた篠崎は稲見の返答に驚く。勝負をかけると決めれば、全身が勝手に集中する。そのため「プレーオフは絶対に負けない」と言い聞かせてプレーしているという言葉に、篠崎は首をかしげた。「そんなこと一度も思ったことがない。凄いんだなぁ、稲見は」。素直な感想だった。

 篠崎にとってプレーオフは、勝負を決める戦いの場というよりも、エキストラプレーであり、すべてのギャラリーが1打1打を、それこそ固唾をのんで見入ってくれる場。勝ちたいという欲を抱くことなく、「プロゴルファー冥利に尽きる舞台」なのだ。

 今季シニアツアー2戦目「ノジマチャンピオンカップ箱根シニア」最終日。通算10アンダー首位に篠崎と伊澤利光、シニアルーキーの宮瀬博文が並び、プレーオフ決戦となった。プレーオフのティーに上がり、挨拶を交わす。篠崎は伊澤がいつもとは違って気合をみなぎらせていることにたまげた。宮瀬も同じだった。(もう1回プレーできるのだから、もっと楽しめばいいのに)と、篠崎は、そう思っていた。結果は伊澤、宮瀬がともにボギーとし、ただひとりパーセーブした篠崎が優勝を手にし、シニア通算3勝目を飾ったのだった。

 くしくも稲見と同じく、プレーオフ3戦3勝。「僕は勝とうなんて思ってもいませんでした。無欲といえば無欲かな」と篠崎はニタリと笑ってみせた。 (おわり)

zakzak

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