“韓国版おばけ屋敷騒動” 水道からコーラ!?理解し難いずさんな管理 「手を汚す仕事は下人がすること」現場軽視の伝統が起こす異常事態 - イザ!

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“韓国版おばけ屋敷騒動” 水道からコーラ!?理解し難いずさんな管理 「手を汚す仕事は下人がすること」現場軽視の伝統が起こす異常事態

韓国・仁川市の街並み
韓国・仁川市の街並み

 水道の蛇口をひねると、コーラかパワーエイドが出る。あるいは、「水に混じって赤いイトミミズのような虫」が出る。韓国で実際にあった“おばけ屋敷騒動”だ。

 コーラかソーダ水のような濃い着色水が出る事態は今月、春川(チュンチョン)市で3日間も続いた。赤いイトミミズは昨年の今ごろ、仁川(インチョン)市で半月ほど続いた。

 どちらも、「取水・浄水場の管理ミス」と結論されているが、背後には「あまりにも韓国的」と言うべき事情が垣間見える。「現場仕事は下人(=身分が低い者)がすること」という国民的思い込み、「経験がモノをいうような専門的職務からは早く離れたい」とする公務員の意識だ。

 事は上水道事業に限らない。

 韓国の「対日外交の失敗」も、地道な外交努力を軽視し、実務経験の乏しい人々が命令権者になっていることと無縁ではあるまい。

 日本で自治体が運営する上水道の供給を受けていれば、時として「断水のお知らせ」が届く。ほとんどは水道管の取り換え工事のためだ。「その後、濁り水が出ることがあります」と書いてあるが、私はここ半世紀以上、蛇口から濁り水が出るような場面に遭遇したことがない。

 韓国のネットに載った春川市の映像を見ると、それは「濁りがある水」ではない。完璧な「着色水」だ。次第に薄くなったとはいえ、3日間も続くとはどういうことか。

 「市によると、取水場バルブの連結部位が破損し、全体ポンプ(5基)の稼働が停止。緊急工事をして復旧を終えた後から濁水現象が発生」(中央日報2021年7月12日)といった報道を読んでも、因果関係はさっぱり分からない。

 仁川市の事例については、やや突っ込んだ報道(中央日報20年7月12日)があった。

 「防虫網もなく、入り込んだ虫の死骸が簡単に目につくほどずさんな管理だった」「高度浄水処理施設は過去10年間で倍増したが、草創期のようなミスを繰り返している」

 「浄水場にしろ、環境省の上水道関連の部署にしろ、同じ場所で長く働く職員はあまりいない」「莫大(ばくだい)な予算を投じて新装備を導入しても、これを徹底して運営・管理する人がいない」

 日本の地方自治体も少子高齢化が進むなか、上水道事業に携わってきたベテラン技術者が続々と退職している。

 しかし、日本には自治体の委託を受け、取水口から家庭までの水道を管理する民間企業がある。その会社の社長にインタビューしたことがある。

 「流量計も濁度計も、どんどん進化しています。現場の様子は画面で観察できるし、取水量や殺菌の調整も遠隔操作できます。しかし、河川の実際の状況をしっかり視認し、小さな機器の劣化具合を点検し、災害時に最善の対処方法を思いつくのは経験豊富な人材です」

 「人間は何も食べなくても1カ月生存するが、水分を補給しないと3日で死んでしまうそうです。そういう大切な水を守っているという使命感が、わが社を支えています」

 私は社長の言葉に感激したが、韓国人は理解しないだろう。

 半島型儒教に染まりきった彼らは「手を汚す現場仕事は下人がすること」と信じている。だから、機器のメンテナンスや、周辺の清掃といった仕事は大嫌いだ。「下人」の仕事を強いられている人々は、早く足を洗って、オフィスで机に向かう職務に就きたいとばかり考えている。従って、韓国の作業現場では、向上心も使命感も、容易には生じない。

 今年の夏も“韓国版おばけ屋敷の人災”が、対日外交でも防疫政策でも、さまざま起こることだろう。(室谷克実)

zakzak

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