【ダッグアウトの裏側】球宴「大谷特例」ファンサービス、ウラにあるMLBの思惑 - イザ!

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ダッグアウトの裏側

球宴「大谷特例」ファンサービス、ウラにあるMLBの思惑

大谷翔平(ロイター)
大谷翔平(ロイター)

 米大リーグのオールスター戦がコロラド州デンバーで13日(日本時間14日)に行われ、大谷が「1番・DH」なのに先発投手で登板。球宴限定の「大谷特例」が設けられたおかげで夢のようなシーンが実現した。都合よく野球規則を変更する姿勢を当欄では何度か批判してきたが、今回はMLBの柔軟な発想を素直にたたえたい。

 「この調子が続けば、MLBは大谷を最大限に売り込むと思う」。ニューヨーク・ポスト紙のヤンキース担当を1997年から務め、昨季限りでリタイアしたジョージ・キング氏から意味深なメールが届いたのは7月3日。MLBが大谷のプロモーション映像などに加え、ルール変更までして今季球宴の顔に据えたのを見て合点がいった。

 この「ファンサービス」には、もちろん理由がある。米サイトによれば、球宴の視聴率は70年には28・5%、80年にも26・8%を誇ったが、近年は低迷。2001年の11・0%を最後に1ケタ台となり、19年には過去最低の5・0%まで落ち込んでいた(昨年はコロナ禍のために中止)。

 アメリカンフットボールのNFLやバスケットボールのNBAに人気を奪われ、特に若い世代の野球離れは深刻だ。ベーブ・ルースと比較される二刀流はスポーツファンだけでなく、SNS上での注目度も抜群。世界中の野球少年には新たな夢を与えた。視聴率が回復するようなら、大谷は文字通りMLBの救世主と称されるだろう。

 心配なのは後半戦。前半戦最終戦から休養日なしで、本塁打競争から出場した球宴の疲労が残っていれば、けがのリスクは高まる。これまで以上に警戒されれば、厳しい内角攻めによる死球や逆に勝負を避けられての四球が増えるのは必至。先発投手としてコンディションを維持しながら、打者としては打席での忍耐力が求められる。

 筆者は開幕直後、米メディアの取材に今季の本塁打数を「30発」と予想した。後半戦も好調を維持して、再び「うれしい誤算」になることを願っている。 (全米野球記者協会元理事)

zakzak

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