【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】熱海土石流 警察や消防、自衛隊の献身は日本の誇り 再認識すべき地域建設業者の役割 - イザ!

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ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!

熱海土石流 警察や消防、自衛隊の献身は日本の誇り 再認識すべき地域建設業者の役割

熱海市の土石流現場では、警察と消防、自衛隊などによる捜索が続いている
熱海市の土石流現場では、警察と消防、自衛隊などによる捜索が続いている

 静岡県熱海市で発生した大規模土石流の現場に先週月曜(5日)、取材に入りました。駅に降り立った瞬間、ムワッと体を包み込む蒸し暑さと、現場で感じた土砂や木材の匂い。過去に入った広島豪雨災害や、2019年の台風15号、19号の被災現場と同じものを肌で感じ、厳しい環境での捜索活動が続いていることを思い知りました。

 今回は急峻(きゅうしゅん)な斜面を土石流が襲ったので、傾斜がキツ過ぎて正面から重機が入れられません。私が取材した国道135号、逢初(あいそめ)橋の現場では、斜面に対して横に走る国道を啓開し、そこから周辺の捜索をしようとしていました。

 立ちはだかるのは、1メートルほど堆積した泥土と化した土砂。セオリーとしては、まず重機で大きな岩や倒木、がれきを除去した後、スコップを手に人海戦術で土砂を除去して捜索します。

 ただ、国道といっても片側1車線で、重機も1台がピストンで動くのが精いっぱい。その間も時折強く、時折弱く雨が降るため、2次災害を警戒しながら捜索は続きます。

 それにしても、現場に行くと分かるものがあります。警察や消防、自衛隊の頑張りには、毎回目を見張ります。さまざまなメディアにも登場しますが、彼ら・彼女らの献身は日本の誇りです。

 尽力していたのは彼ら・彼女らだけではありません。海を見ると、海上保安庁の巡視船の姿がありました。第三管区海上保安本部から、巡視船艇や航空機、特殊救難隊(特救隊)も出動して、海上・上空からの捜索や、潜水士による潜水捜索を実施していました。

 伊豆半島では、特救隊が日々の訓練をしています。つまり「海猿」たちを育てた場所なのです。心中期するものがあったかもしれません。

 かき出した泥土をショベルカーで集めてダンプカーに積み、搬出するのは地元の土木・建設業者の方々です。静岡県は古くから東海地震を警戒してきました。地元業者と行政との間で協定書を結んで、災害時は応急対策業務を担う手順を整えていました。

 かつて全国建設業協会に取材をしたとき、「われわれは地域の町医者なんです」という話を聞きました。今回のような豪雨・土砂災害だけでなく、大地震時の道路啓開や豪雪地帯の雪かきなどでも、地域建設業者が力を発揮します。

 自分の町に何かあれば、真っ先に駆けつけて手当てをする。こうした存在が、地域の災害に対する強靱(きょうじん)さを担保してきました。

 公共事業バッシングが激しかった1990年代以降、何かと冷たい目で見られてきた地域建設業ですが、これだけ気候変動が言われて毎年のように水害が起こるようになると、役割を再認識すべきだと感じました。

 ■飯田浩司(いいだ・こうじ) 1981年、神奈川県生まれ。2004年、横浜国立大学卒業後、ニッポン放送にアナウンサーとして入社。ニュース番組のパーソナリティーとして、政治・経済から国際問題まで取材する。現在、「飯田浩司のOK!COZY UP!」(月~金曜朝6-8時)を担当。趣味は野球観戦(阪神ファン)、鉄道・飛行機鑑賞、競馬、読書など。

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