【勝者のワザ】鈴木愛 転がりのよいパッティングのポイント 資生堂レディスオープン優勝 - イザ!

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勝者のワザ

鈴木愛 転がりのよいパッティングのポイント 資生堂レディスオープン優勝

鈴木愛
鈴木愛

 実に595日ぶりの優勝。鈴木愛が長かったトンネルを抜け出してツアー通算17勝目を挙げた。雨で72ホールが36ホールに短縮された同オープン。最終日の終盤16番パー5ホールで奪ったイーグルが、最大の勝因ではあった(ピンまで97ヤードの第3打をPWでカップイン)が、これをウイニングショットに仕立てさせたのは、そこまでバーディーチャンスで決め、ピンチをしのいできたパッティングだった。これこそが、鈴木本来の持ち味である。

 鈴木のパッティングの特長は、「設定したラインに転がりのよいボールを正確に打ち出す」ところにある。

 転がりのよいボールとは、順回転で芝生の上をすーっと転がっていくこと。弾みながら転がるのは、質の悪いパッティングだ。芝芽の影響を受けやすく、想定したラインからはずれてしまうボールでは、カップインの確立が大幅に低下してしまう。

 ボールに真っすぐ、ぐるりと線を描き、この線をラインに合わせてセットしてからストロークしてみよう。線がぶれながら転がっていくようなら質の悪いパッティングで、上質なパッティングの場合は、線が置いたときのままで最後まで転がり続ける。プロアマ競技などで、アマチュアゴルファーにアドバイスを求められたときなど、鈴木はこのボールを取り出して実際に打って見せることもある。

 では、転がりのよいボールを打つためには、どうすればいいのか。

 鈴木は、ふたつのポイントを挙げる。ひとつは、パターフェースの芯でボールの芯をヒットすること。もうひとつは、わずかにインサイドアウトの軌道にしてストロークすること。前者は、パターのフェース向きを打ち出していくラインに対して正確に直角になるように構えることが大切になる。そして、後者は打ち出したボールが、すぐに順回転をはじめてラインの上を滑らかに転がっていくようになる。

 真っすぐ上げて、真っすぐにストロークするのが基本なのでは…という人がいるだろう。間違いではない。しかし、鈴木の方法は、よりボールの転がりをよくするために採り入れ、ツアーきっての練習量で自分のものにしてきた“極意”といえる。このとき、気をつけるべきは、絶対にパターフェースの開閉を行わないこと。フェース向きは、構えたときのままで軌道だけほんのわずかインサイドアウトにする。練習してみよう。

 ■鈴木愛(すずき・あい) 1994年5月9日生まれ。徳島県三好郡出身。11歳から競技を始め、鳥取県倉吉北高を経て2013年のプロテストに合格し、「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」でツアー初優勝。17年に2勝を挙げて賞金女王。19年は7勝で2度目の賞金女王となった。2021年「資生堂レディス」の勝利は1年8カ月ぶり。通算16勝(国内メジャー2勝)。155センチ。

zakzak

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