3問目は鍵となる3つの数字のうち2つが、それを乗じた数字しか与えられていない時に元の2つの数字を導き出せるか(素因数分解)に挑戦する問題。動画では「p×q=177773となる素数pとqを求めよ」という6ケタの数字だったため、比較的短時間で解くことができたが、実際のRSA暗号では膨大なケタ数の数字を設定するため、スーパーコンピューターを使っても解読に何年もかかることから、解読困難な暗号、破られにくい暗号として普及していることを説明した。
最後の4問目は3つの鍵のうち、1つしかわかっていない状態で解読できるかという考察。ふくらPの推察では、健二はこの状態で暗号を一晩で解読しており、理論上は可能とのことだが、ケタ数があまりに多いことから、須貝と鶴崎は「無理じゃん」「鼻血出るとかの騒ぎじゃない」「オカルトだった」などと反応。フィクションならではの展開だったのだろうという結論に達した。
コメント欄には、「どれだけ凄い計算しているのかが分かって、健二のヤバさがより理解出来ました、ありがとう!」「QK史上最高の視聴者置いてきぼり企画 途中から何が正解なのか全くわからんくなったw」「根っからの文系の私ですら数学って面白いな、と思える動画だった」など、視聴者からの驚嘆のコメントが殺到。
フォロワーたちも、「まず福良さんがこの問題考察したのやばすぎるよね」「『解けるのではないか』と思えるところがまず凄い」「あぁ、ほんとにこの人たちは天才なんだなと改めて気づきました」「何より1時間以上の撮影した動画を、ここまで解説入れて編集しきった人も凄い」など、QuizKnockメンバーの能力の高さに圧倒されていた。
ぼんやりとしか把握できていなかった暗号の仕組みについて、「あの数列なんの意味もない数字の羅列かと思ってた当時小学生ワイ、ちゃんとした数列だったことにビビってる」「高校の数学の先生が素数は暗号の鍵になってるって言ってたのはこのことだったのか~ 今になってやっと分かった」「10年越しで伏線回収されましたわ」と、理解が深まったとの反響も少なくない。
「この動画を細田守監督ら、(「サマーウォーズ」の)制作陣に届けたいし、何より、どうやってあの暗号を作ったのか、この動画についての考察もお聞きしたい」「こうゆうフィクションの中の学術的要素を考察してみた的な動画どんどんやってほしい!」と、今後のコラボ企画やシリーズ化へのリクエストも寄せられていた。