【東洋医学でコロナ「最終対策」 漢方薬の歴史は疫病対策から始まった】むくみを改善する「食べ物」と「ツボ押し」 - イザ!

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東洋医学でコロナ「最終対策」 漢方薬の歴史は疫病対策から始まった

むくみを改善する「食べ物」と「ツボ押し」

むくみを解消するツボ「陰陵泉」を指で押す
むくみを解消するツボ「陰陵泉」を指で押す

 湿度が高く、ジメジメした梅雨どき。その後も、今の日本はまるで亜熱帯のように暑さや湿度の高さが厳しい。そうしたときに生じやすいのが「むくみ」だ。

 「梅雨が長引くときには体に水分が溜まりやすく、五臓の『脾(ひ)』に負担がかかります。脾はジメジメした環境に弱いため、滞った水分を排泄する食べ物を意識的にとって、ツボや経絡への刺激を行いましょう」

 こう話すのは、フジ虎ノ門整形外科病院(静岡県御殿場市)東洋医学総合診療科の関隆志医師。

 連載ではコロナ禍に打ち克つため、“日常の健康”をいかに保つかを伺ってきた。

 消化吸収のはたらきをする脾が弱ってしまうと、頭や体を重く感じたり、食欲不振、胃のつかえ、げっぷ、おなかの張り、軟便、下痢などを生じたりしてしまう。

 そうした症状を改善する食材と、悪化させてしまう食材があるので、注意したい。

 【むくみをとる食べ物】

 春雨、ハト麦、トウガン、金針菜、小豆、黒豆、セリ、ナス、ショウガ、ネギ、豆腐、アルファルファ、もやし、さやいんげん、高菜、レタス、カカオ、麩、さくらんぼ、牛タン、のり、昆布、ワカメ、クラゲ、はまぐり、しじみ、紅茶など。

 【むくみを悪化させてしまう食べ物】

 上白糖を使った菓子や料理、アスパラガス、トマト、エリンギ、イチジク、梨、チーズ、ヨーグルトなど。

 「日本の夏は高温多湿で梅雨時と似ていますがさらに暑さが本格化すると、発汗量が増え、消耗してしまいます。そこで、夏バテにお勧めの食べ物は、ニガウリ、タピオカ、ココナツ、イチゴ、スイカ、パパイア、レモン、バナナなどですね」(関医師)

 また、むくみに加えて、へその上が冷たく、疲れやすい、食欲がないなどの症状がある場合は、お腹の冷えがむくみの原因となっている場合もある。

 【むくみ+お腹の冷えを改善する食べ物】

 生姜、ニンニク、ワサビ、コショウ、サンショウ、カラシ、どじょう、ハゼ、ハタなどを加える。

 こうした食生活の見直しとともに取り入れたい関医師お勧めのツボは、以下の通りだ。

 【むくみを解消するツボ】

 ■陰陵泉(いんりょうせん)…ひざの下、骨の内側が大きく曲がって細くなっているところ。押してみて痛みがある場合は、余分な水分が体に溜まっているというサイン。

 〈効能〉尿の出が良くなり、むくみや下痢が改善する。

 ■豊隆(ほうりゅう)…脛(すね)の少し外側で、ひざと足首のちょうど中間あたり。

 〈効能〉咳、痰や胃痛などが改善する。

 「指でのツボ押しでは、ツボに触れる時には軽く、柔らかく触れていくのが基本です。ゆっくりと力を加えて押していき、しばらく圧力を持続した後に、再びゆっくりと力を抜きながら離しましょう」

 むくみやすい人や、むくみやすい時期は、体の循環が悪いことと関係がある。これらの食生活の工夫やツボ押しに加え、毎日少しずつでよいので、運動することが大切だ。(取材・田幸和歌子) =おわり

 ■関隆志(せき・たかし) フジ虎ノ門整形外科病院東洋医学総合診療科医師。東北大学医学部卒業。医学博士、東洋医学認定医(日本東洋医学会)。NTT東北病院、東北大学病院老年呼吸器内科、東北大学医学系研究科・先進漢方治療医学講座講師などを経て現職。東洋医学(漢方、鍼灸)を専門とする。

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