東京都文京区の工事現場で10日、作業員の70代男性=相模原市南区=が倒れ、熱中症の疑いで死亡していたことが12日、警視庁駒込署への取材で分かった。気象庁によると、東京都心部は10日、今年最高の33・4度を記録していた。
同署によると、男性は10日午前、文京区千駄木の建物解体現場で、勤務中に体調不良を訴えた。トラックの中で休んだが、同僚が午後1時ごろ、車外で倒れている男性を発見。近くの病院の医師を呼び、現場で死亡が確認された。
トラックはエンジンがかかっておらず、男性はエアコンを使用していなかったとみられる。