続く捜索、漁港なお土砂流れ込む 熱海土石流

産経ニュース
土砂崩れで使用停止に陥っている伊豆山港。停泊していた船も被害を受けた=10日午後1時14分、静岡県熱海市(竹之内秀介撮影)
土砂崩れで使用停止に陥っている伊豆山港。停泊していた船も被害を受けた=10日午後1時14分、静岡県熱海市(竹之内秀介撮影)

静岡県熱海市伊豆山(いずさん)の土石流災害は、10日で発生から1週間を迎えた。懸命の捜索活動が続いているが、現場は二次災害の恐れがあり、住民の立ち入りは原則できず、土砂や災害で生じた「災害ごみ」撤去の見通しは立っていない。伊豆山のふもとにあり、土石流が流れ込んだ漁港も泥やがれきに埋まったままで、生活再建の道のりは遠い。

「災害廃棄物笹尻仮置場」。大きな看板が置かれている市の集積所は約6800平方メートルの敷地が確保されている。しかし、10日時点でほとんどが使われておらず、土石流で出たとみられる少しの流木が置かれているだけだ。

市の担当者は「住民の帰宅が認められるようになれば災害ごみの持ち込みは一気に増えるはず」と話す。被災現場では捜索活動が続いている上、二次災害の恐れがあるため、住民でも自由に立ち入ることはできない。市は12、13日、要望のある住民が現金や貴重品を回収するための一時帰宅を認める方針だが、本格的な片付け作業をいつ始められるかは不透明だ。

被災地域のすぐ近くに住む男性(44)は「家がもう駄目でも、少しでも思い出の品を捜したいという人も多いはず。片付けが始まれば手伝いたいがいつになるのか」と話す。

一方、伊豆山のふもとにある漁港、伊豆山港は土砂が流れ込んだ3日から使用不能になったままだ。港を管理する県によると、港には上から現在も土砂が流れ込み続けており、港の海中も土砂で埋まっている。港にあった船の中には、どこにいったか分からないものもあるという。県の担当者は「土砂が流れてきている間は、港の復旧を始めてもいたちごっこになりかねず、使用再開のめどは立っていない」と話す。

伊豆山港で釣り船屋を営む60代の男性は、「船はほかの港に避難して無事だったが、港が使えないので予約があったお客さんを断っている。無収入になってしまってどう生活したらいいのか」と途方に暮れた。

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