「平成の怪物」松坂大輔が現役引退 昨夏に首の手術も回復せず 日米通算170勝 - イザ!

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「平成の怪物」松坂大輔が現役引退 昨夏に首の手術も回復せず 日米通算170勝

引退を決めた松坂
引退を決めた松坂

 日米通算170勝の西武・松坂大輔投手(40)が現役引退を決断した。横浜高時代に甲子園を春夏連覇し、プロでも数々の栄光に彩られた「平成の怪物」は、昨夏に受けた首の手術の経過が思わしくなく、マウンドに再び立つ思いに終止符を打った。

 23年の現役生活を続けた肉体は、すでに限界に達していた。松坂は5日、渡辺久信GM(55)ら球団首脳に現役を退く報告を済ませたという。決断の要因は、昨年7月に首の痛みと右手のしびれを取り除くために受けた、脊椎内視鏡頸椎手術から思うように回復しなかったことだ。

 親しい関係者は「実戦登板には再度の手術が必要と言われたと聞いた。再手術には体が耐えられるか保証がない。来年で41歳という年齢を考え、ここが潮時と決めたようだ」と代弁する。

 14年ぶりに西武に復帰した昨年の登板は開幕前の練習試合の1度のみ。術後は実戦に出られないままずシーズンを終えたが、渡辺GMは「ファンの皆さんも待ち望んでいると思うし、メットライフドームに戻ってきてもらいたい」との思いもあり契約を更改した。

 今春も2軍キャンプには参加したものの、本隊から離れて軽めの別メニューに終始。開幕後は通院する医院や本人が契約しているジムでのリハビリに専念してきた。2軍施設で練習する段階にも達せず、球団側が望んでいた若手の手本にもなれない状況が続いていた。

 平成を代表する野球人だった。1998年の春夏甲子園で優勝。同年夏の準々決勝でPL学園戦での延長17回完投勝利や、決勝戦・京都成章戦でのノーヒットノーランで、「平成の怪物」の名をほしいままにした。同年秋のドラフトでは西武、日本ハム、横浜(現DeNA)の3球団が競合し、西武が引き当てた。翌99年4月7日の初先発試合で、日本ハム・片岡から155キロの直球で空振り三振を奪ったシーンは語り草となった。

 NPBに所属した1980年度生まれの「松坂世代」は計94人。同い年だけでなく近い世代にとっても目標でもあり、モチベーションとなった。日の丸のエースとして国際舞台での活躍も目覚ましく、五輪は2000年シドニー、銅メダルに輝いた04年アテネの両大会に出場。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は06年の第1回、09年の第2回と日本の連覇に貢献した。

 西武の8年間で108勝、メジャーで56勝を挙げた後でソフトバンクに国内復帰した。右肩痛に悩まされ3年間で1勝もできなかったが、18年に中日に移籍すると6勝(4敗)でカムバック賞を受賞。これが最後の輝きとなった。最後の花道を求めて舞い戻った古巣西武では、ファンの前で快投を披露することは叶わず、静かにユニホームを脱ぐことととなった。

zakzak

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