韓国大統領選「出馬会見会場」の重大意味 「法治主義否定」する法曹界出身者たち - イザ!

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韓国大統領選「出馬会見会場」の重大意味 「法治主義否定」する法曹界出身者たち

韓国の尹錫悦前検事総長は29日、ソウル市内で記者会見を行った(共同)
韓国の尹錫悦前検事総長は29日、ソウル市内で記者会見を行った(共同)

 韓国の尹錫悦(ユン・ソンヨル)前検事総長は29日、ソウル市内で記者会見を開き、文在寅(ムン・ジェイン)政権を「権力を私物化」「国民から略奪」などと批判し、「政権交代を必ず成し遂げる」といい、来年3月の大統領選に出馬する意向を表明した。「反日」暴走する文大統領の天敵だけに、日韓関係に朗報かといえば、まったく違う。尹氏は「反日無差別テロリスト」を賛美する場所で、出馬会見を開いたのだ。法治主義を否定する、韓国の法曹界出身者たち。ジャーナリストの室谷克実氏が、隣国の異常な大統領選に迫った。

 韓国の大統領選が事実上の火ぶたを切った。「次期大統領として最適な人物」を問う世論調査で、このところトップを守っている尹前検察総長が29日、公式に出馬表明したのに続き、7月1日にはトップに急迫する李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事が出馬を表明する。

 尹氏にとっては、最大野党「国民の力」に入党するかどうかが、大きな分岐点だ。入党すれば組織力を得るが、「やはり軍事独裁政権の末裔(まつえい)だった」といったネガティブキャンペーンにさらされる。入党しない場合、36歳の新党首の旋風で支持率を高める「国民の力」は自前の候補を擁立せざるを得なくなり、選挙戦全体の様相が大きく変わる。

 与党陣営では、李洛淵(イ・ナギョン)元首相、丁世均(チョン・セギュン)前首相ら「親文在寅派」の候補と、李在明氏(非文在寅派)の確執が日に日に高まっている。

 各陣営によるネガキャンは一挙にボリュームが上がり、韓国は来年3月9日の投票日に向けて、「悪罵の大国」「声闘文化の国」ならではの騒然とした状況が続くことになる。

 尹氏が、出馬記者会見の場所を「尹奉吉(ユン・ボンギル)義士記念館」にしたことは重大な意味を持つ。尹奉吉は1932年の上海天長節爆弾事件の実行犯だ。一人一殺の暗殺ではなく、民間人も大勢いた演壇に爆弾を投げ込んだ無差別テロだ。

 与党の有力3候補はいずれも「東京五輪ボイコット」を煽った。筋金入りの反日主義者たちだ。尹氏は、東京五輪については語らなかったが、あえて尹奉吉会館を選んだことで、より強烈な「反日無差別テロ賛美宣言」をしたとも言える。

 与党陣営が仕掛けてくると予想される「親日派攻撃」に対する防衛策という面もあろうが、「尹奉吉会館で出馬表明」は彼の今後の行動に枠をはめた。

 検察総長まで務めた法曹人がなぜ、無差別テロの実行犯を称賛するような言動を見せるのか-。多くの日本人は違和感を抱くだろうが、「反日なら何でもいい」が韓国なのであり、法曹界はその先導役を務めてきた。

 「完全かつ最終的に解決された」と念押しの文言まである日韓請求権協定を破って徴用問題を蒸し返した故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は弁護士だった。「不可逆」とまで謳(うた)った慰安婦問題の日韓合意を踏みにじった文在寅大統領も、弁護士出身だ。

 「文在寅の後継者」と言われながら、セクハラが露見して自殺した朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長も、「日本は敵性国家だ」と述べた李在明氏も弁護士だった。

 与党内のダークホースとされる秋美愛(チュ・ミエ)元法相は裁判官出身だ。

 野党に目を転じれば、再挑戦を狙う洪準杓(ホン・ジュンピョ)元自由韓国党代表は検事出身であり、「切り札」とされる呉世勲(オ・セフン)ソウル市長も法務将校退役後は弁護士をしていた。

 みんな、多かれ少なかれ「脛(すね)に傷」がある法曹界出身者なのだ。

 李明博(イ・ミョンバク)大統領時代のこと、金滉植(キム・ファンシク)首相は、島根県・竹島(韓国名・独島)問題を国際司法裁判所に提訴しようとする日本の動きを批判して、「いかなる国も、国際法や法治主義を乱用してはいけない」との“迷言”を吐いた。この人も最高裁判事を務めていた。

 その後の韓国の対日姿勢を見れば、“金滉植迷言”をさらに進めた「国際法無視・法治主義否定」路線だ。

 そして、次期大統領を目指す闘いは「反日の度」競争の色彩がある。

 日韓関係に劇的変化が起こるとしたら、韓国に「次の次の政権」が誕生してから後のことと見なければなるまい。(室谷克実)

zakzak

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