西成の教師と悪ガキが突き付ける人間関係の本質 「初めて大阪を、大人や子供を丸裸にした」映画「かば」(1/2ページ) - イザ!

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西成の教師と悪ガキが突き付ける人間関係の本質 「初めて大阪を、大人や子供を丸裸にした」映画「かば」

「かば」(提供写真)
「かば」(提供写真)

関係者向けの試写では珍しく、普段は冷めた感じで見る人々が、拍手で称えているのが、映画「かば」(川本貴弘監督、7月24日公開)。

「初めて大阪を、大人や子供を丸裸にした映画か」という井筒和幸監督のコメントが、今までありそうでなかった作品であることを裏付ける。

舞台は、1985年の大阪・西成。阪神タイガースが快進撃を続け、大阪が浮かれていた頃、暴力や差別や貧困などがごちゃまぜになり、荒れた中学校があった。

蒲先生(山中アラタ)は、そこの教師として生徒らと真正面から向き合っている。教育理念を高く掲げたり、教師と生徒という力関係で制御しようとはしない。個々の生徒に、あくまでも人として水平に向き合う。門前払いをされても、何度も足を運ぶ。自分の時間の都合で、相手に行動を促さない。押しつけがましくない。そんな姿勢が生徒の心を開かせる。

実在の人物で、2010年5月、58歳で亡くなった。14年から2年半の時間をかけ、蒲先生を取材した川本監督は、17年にパイロット版を作り、周囲に映画制作への理解を広めた後、2時間15分の本編を仕上げた。モデルを見つけ、物語を完成させた手腕が見事だ。

この中学校にある日、臨時教員として加藤愛先生(折目真穂)が採用される。夢に見た職場で、待ち受けていた洗礼。そこで、蒲先生から野球部のコーチになることを勧められる。部員は「女にできるか」と反発するが打撃で勝負をつけることに。悪ガキたちの信任は得るのだが…。

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