「女性の欲望と情熱」描く 仏の自由奔放な倫理観 『シンプルな情熱』7月2日公開 - イザ!

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「女性の欲望と情熱」描く 仏の自由奔放な倫理観 『シンプルな情熱』7月2日公開

「シンプルな情熱」
「シンプルな情熱」

やはりフランス映画は進んでいる。かつて『エマニエル夫人』がエロい描写で世界中をあっと言わせたが、この国の自由奔放な倫理観は恐るべしと言わざるを得ない。

2日公開の『シンプルな情熱』も日本を騒がせることだろう。2020年のカンヌ国際映画祭で上映されたときは嵐のような拍手で迎えられたそうだ。

ノーベル文学賞にも名前が挙がる現代仏文学の頂点に立つ作家、アニー・エルノー。自身の体験をもとに、愛とセックスを赤裸々に描き1991年に発表した同名のベストセラー小説が原作。日本でも発表当時、山田詠美や小池真理子らから絶賛された。

しかも映画では、不世出の天才バレエダンサーといわれたセルゲイ・ポルーニンが主人公の愛人として鍛え上げた美しい裸体を惜しげもなく見せているのだ。

ウクライナ生まれのポルーニンは19歳の時、英国ロイヤルバレエ団で史上最年少のプリンシパル(最高位ダンサー)として選ばれたが、スキャンダラスな行動で非難を浴び、たった2年で突然退団。世界中に衝撃を与えたことでも知られる。

パリの大学で文学を教える教師のエレーヌ(レティシア・ドッシュ)は、年下で既婚者のロシア外交官アレクサンドル(セルゲイ)とパーティーで恋に落ちる。自宅やホテルで逢瀬を重ね、エレーヌは彼にのめり込んでゆくが…。

レティシアはリュミエール賞有望新人賞を受けるなど仏映画界でもっとも注目されている女優。役作りに関してもインタビューで「彼女のキャラクターは1人の男に中毒になっていますが、重要なのはそのような感情がどこからくるのかで、彼女を裁くつもりありません」と答えている。

女性監督のダニエル・アービッドはレバノン内戦を撮ったドキュメンタリー映画で評価され、本作は4本目のフィクション映画。女性の目線でこの作品も細密に練り上げ「女性の欲望と情熱」を見事に描き切っている。(望月苑巳)

zakzak


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