中国で“果実酒人気”が爆発、日本企業は「中国の女性」に訴求できるか?(1/2ページ) - イザ!

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中国で“果実酒人気”が爆発、日本企業は「中国の女性」に訴求できるか?

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東京のリカー・イノベーションが運営するお酒の通販サイト「KURAND(クランド)」は7月、Tmallに旗艦店をオープンする。中国のZ世代の女性をターゲットに、梅酒やゆず酒などの果実酒を売り込んでいきたいという(クランド提供)
東京のリカー・イノベーションが運営するお酒の通販サイト「KURAND(クランド)」は7月、Tmallに旗艦店をオープンする。中国のZ世代の女性をターゲットに、梅酒やゆず酒などの果実酒を売り込んでいきたいという(クランド提供)

中国のアルコール市場で、果実酒など低アルコールドリンクの市場が急拡大している。

新興ブランドが都市部の高収入女性のニーズを掘り起こし、伝統酒造メーカーも相次ぎ参入している。低アルコール飲料は元々日本の得意分野とあって、これまで重視してこなかった「中国の女性」に特化したマーケティングに力を入れる日本企業も出てきた。

■都市部女性が牽引する果実酒市場

EC中国首位のアリババグループが発表した「2020果実酒イノベーション動向レポート」は、2020年1~11月、梅酒や果実酒などの低アルコール飲料が中国のアルコール市場の成長をもたらしたと指摘した。

主力消費者は「18歳から34歳の女性、特に大都市に住むホワイトカラーと1995年以降に生まれたZ世代」だという。

別のEC大手「網易厳選」も今年3月、同社サイトで女性の20年のアルコール飲料購入額が2000万元(約3億4000万円)以上増加したと公表した。

低アルコール飲料の勢いは21年に入ってさらに加速。アリババのECサイト「Tmall(天猫)」の「618セール」で、果実酒の流通総額(GMV)は前年比で100%、梅酒は同200%増えた。

セール期間の低アルコール部門売り上げランキングトップ3は「RIO(鋭澳)」「Miss Berry」「梅見」、7位にはサントリーの「ほろよい」が入った。

RIOは、10年代後半に低アルコールを中国で広めた立役者だ。若者受けするドラマのさまざまな場面に、商品を登場させたことで消費者に浸透した。

2位のMiss BerryはRIOから独立した女性が立ち上げ、19年12月に最初の商品を出したばかりのスタートアップだが、「20~30代の独身キャリアウーマン」を狙い撃ちしたマーケティングで、業界を席巻している。

中国版インスタグラム「Red(小紅書)」の同社アカウントは、「仕事で追い込まれて余裕がない私に、女友達が差し入れしてくれた」などの文言とともに、緑豊かな自然を背景にした商品写真が投稿されている。

日本のビールや缶コーヒーCMのタレントがそのまま女性になり、焼酎ブランド「いいちこ」のポスターの世界観が加わったようなイメージ、と説明すれば伝わるだろうか……。

スタートアップが瞬く間に天下を取れるような新たな市場の出現に、高級酒の代名詞「貴州茅台」や老舗白酒メーカーの「江小白」も同分野に参入した。Tmallランキング3位の梅見は、江小白が立ち上げた梅酒ブランドだ。

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