高齢者の感染割合半減も…次は若者が危ない! 専門家指摘「脆弱なところをウイルスが狙い撃つ」 - イザ!

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高齢者の感染割合半減も…次は若者が危ない! 専門家指摘「脆弱なところをウイルスが狙い撃つ」

 東京都では新型コロナウイルスの感染「第5波」への懸念が強まり、蔓延(まんえん)防止等重点措置の延長や緊急事態宣言の再発令案も浮上するが、これまでと大きく異なる点がある。感染者に占める65歳以上の割合が、第4波の時点からほぼ半減、重症者数も減少傾向が鮮明だ。ワクチンの効果が出ているのか。徹底検証した。

 28日の東京の新規感染者は317人で、9日連続で前週の同じ曜日を上回った。65歳以上の高齢者は20人。都の担当者は、20~30代の会食による感染の割合が多かったとして、不要不急の外出自粛を改めて求めた。

 東京の感染者のうち65歳以上の高齢者の占める割合を7日間移動平均でみてみると、医療が逼迫(ひっぱく)した第3波では、1月後半から3月末にかけて20%台の高水準だった。

 第4波に見舞われた4月後半から5月後半までおおむね10~11%台だったが、6月に入ると10%を下回った。その後も割合はどんどん下がり、今月23日から28日まで5%台で推移している。

 東京医療保健大の菅原えりさ教授(感染制御学)は「感染の動向を見る限り、ワクチン接種の効果につきるのではないか」とみる。

 65歳以上のワクチン接種は4月12日から一部の市町村で開始され、5月後半から本格化した。今月27日時点で1回目の接種率は56・47%と半数を突破、2回接種を終えた人も22・51%まで増えている。

 一方、医療従事者への接種は25日時点で468万人が2回目を終え、完了しつつある。最近は病院でのクラスター(感染者集団)発生が減少するなど感染予防効果が出始めている。

 重症者数をみても、東京の第3波のピーク時に160人まで増えたが、第4波では5月12日の86人がピークで、今月28日時点で41人と落ち着いている。

 これは、重症者を受け入れている首都圏の病院の現場レベルでも共通した実感のようだ。

 東海大医学部付属病院高度救命救急センター(神奈川県伊勢原市)の守田誠司所長は「医療従事者の接種が終わり、当院では職員の感染者が全く出なくなった。重症患者も第3波までと違って高齢者が減り、40~50代が増えた感じがする。全体の重症患者も減っている」と指摘する。

 ワクチンによって十分な免疫ができるのは、ファイザー製の場合2回目の接種を受けてから約1週間後、モデルナ製は2週間後とされる。

 国内の接種回数は累計4000万回を突破したが、全体の2回接種率は6・54%にとどまっている。

 前出の菅原氏は「多くの高齢者は安全地帯に入ったといえるが、集団免疫にはほど遠いため、緩みがあれば脆弱(ぜいじゃく)なところをウイルスが狙い撃ちする。若年層への接種が進むまでは従来同様の注意が必要だ」と語った。

zakzak



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