【今から始めよう! 70代まで働く健康術】会話控えで発症する「声帯サルコ」誤嚥性肺炎の引き金に 対策はのどを鍛えること - イザ!

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会話控えで発症する「声帯サルコ」誤嚥性肺炎の引き金に 対策はのどを鍛えること

高牧康氏
高牧康氏

 ワクチン接種が目下、急速に進行中だが、コロナ予防のマスクの着用や会話控えなどは続いている。ちょっとした油断で感染しやすいコロナの変異株対策のためにも、依然として予防は欠かせない。ただ、会話控えを長らく続けると、思わぬ症状に見舞われることがある。「声帯サルコ」だ。

 「身体のサルコペニアは、筋肉量が減って身体機能が衰えた状態で、フレイル(虚弱)を引き起こし、将来の寝た切りリスクを上げます。声帯も筋肉で成り立つため、声帯のサルコペニアを『声帯サルコ』と称しています」

 こう説明するのは、特定非営利活動法人東京ベルズの高牧康理事長。声帯サルコやのどのフレイル予防として、簡単にのどを鍛えられる「のどピコ体操」を開発。ボランティアでの普及活動を行っている。

 「鍛えれば身体の筋肉量が増えるのと同様に、声を正しく出せば声帯も鍛えられます。しかし、コロナ予防では“おしゃべり”が難しい。歌を歌う機会も失われています。結果として、声帯サルコになりやすいのです」

 声帯は2枚の弁で成り立ち、肺につながる気管の入り口に位置し、肺からの空気で2枚の弁が震えることで声になる。高音になればなるほど声帯は震え、低い声の地声ではその動きはゆるい。男性のように地声が低音で、会話の機会が減った状態が続くと、声帯はどんどん衰えていく。加齢によっても声帯萎縮は起こるため、注意が必要なのだ。

 「声帯サルコになると、声帯の2枚の弁がピッタリと閉まらなくなります。隙間が開くことで、食後に誤嚥性肺炎を引き起こしやすいのです」

 食事をしたときには、声帯の2枚の弁が自然に閉じて蓋のようになり、食べ物が気管に入らないようになっている。声帯サルコで声帯に隙間が生じると、食べ物が気管に入りやすいのだ。気管に入った食べ物は、咳で喉の方へ戻すことが可能だが、加齢などで気管や肺の機能も低下していると、それも難しい。結果として誤嚥性肺炎につながる。

 「声を出さないと、喉の動きも悪くなります。それを避けるには、声帯や喉を鍛えることを意識するのが大切です」

 高牧氏は、コロナ禍以前は高齢者施設などへ直接出向き、ボランティアで「のどピコ体操」を紹介してきた。ところが、昨年来のコロナ禍で訪問ができないため、ネットでの「のどピコ体操」を展開。歌うと飛沫が飛ぶため、歌うこと自体が難しいのだが…。

 「歌の代わりに、『のどピコ体操チャンネル 第一弾 おうちでハミング 歌わない歌』(のどピコ体操 おうちでハミングで検索)を開始しました」

 歌わなくても、しゃべらなくても、ハミングでのどを鍛えることが可能という。次週紹介する。 (安達純子)

 ■「声帯サルコ」チェック!    

(1) 人のいない場所で換気をよくしながら、「あ~」と発声してみる

(2) (1)の声を何秒出し続けられるか、時計などで計る

(3) 男性で15秒未満、女性で12秒未満の人は、「声帯が萎縮している可能性がある」

(4) コロナ予防に留意しながら、裏声を出す、ハミングをするなど、のどを鍛えるよう

(高牧康氏著書『60歳からはじめる『のどピコ体操』(PHP研究所刊)から)

 ■「のどピコ体操チャネル おうちでハミング 歌わない歌」

https://www.youtube.com/channel/UCxYne2vau7Eq4KHifcsZWLA

zakzak


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