【大人のTVプレビュー】「数秒で心つかむ」音楽家の勝負の痕 武田鉄矢の昭和は輝いていた「昭和歌謡・曲のイントロに込めた思い」(BSテレ東、25日午後8時) - イザ!

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「数秒で心つかむ」音楽家の勝負の痕 武田鉄矢の昭和は輝いていた「昭和歌謡・曲のイントロに込めた思い」(BSテレ東、25日午後8時)

 昭和の時代には、『クイズドレミファドン!』なんて番組が人気を集めるほど、ヒット曲とイントロには切っても切れない関係がある。

 番組が今回取り上げるのは、そのイントロ。印象的なフレーズで、曲の世界へ引き込んでくれる存在。昭和歌謡の中から、聴く人の心をつかんで離さない衝撃的なイントロを番組独自の目線でひもといていく。

 1945(昭和20)年、戦後最初に作られた映画の主題歌が『リンゴの唄』。敗戦に打ちひしがれる人々の心を癒やしたこの曲のイントロに込められた思いに迫る。

 さらに石川さゆりのヒット曲『津軽海峡・冬景色』をめぐり、作曲・編曲を手がけた三木たかしがイントロで描きたかった世界観を明かす。

 イントロはどちらかというと、編曲家の力量によるところが大きい。

 作曲家の筒美京平氏と多くの仕事でタッグを組んだ編曲家の船山基紀氏は、かつて夕刊フジのインタビューで、イントロ制作について「イントロの5秒でみんながワッと言わない曲はヒットしませんでした」と振り返った。

 船山氏が編曲を手がけた少年隊の『仮面舞踏会』のイントロは「誰が聴いても批評のしようがないイントロで衝撃を与えよう」と考えた末、「アイドルでは後にも先にもない5拍子のイントロにした」という。

 また、人気アニメ『タッチ』の主題歌を手がけた作編曲家の芹澤廣明氏は、同曲のイントロについて「マドンナみたいな曲」というオファーがあったと夕刊フジに明かしている。

 イントロが長いと枠に収まらないため、「アニメのイントロは4小節じゃないとダメ」だとも。『タッチ』も4小節のイントロを作るだけで1、2時間は考えたそうだ。

 なぜ昭和の名曲には、名イントロが多いのか。プロの音楽家たちがしのぎを削った戦いの痕がみえるからだろう。(F)

zakzak

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